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京都東山観光散策道路を守る会

February 04, 2020

設立年    1973年6月

連絡先    〒605-0862京都市東山区清水2-221福島方:

NPO法人 京町家再生研究会

February 04, 2020

設立年 1992年7月 

会員数 60名

理事長 小島富佐江

連絡先 京都市中京区新町通錦小路上る百足屋町384

電 話 075-221-3340

Mail: saisei@kyomachiya.net

URL: http: //www.kyomachiya.net/ 

 

◉2019

 特定非営利活動法人京町家再生研究会は1992年(平成4)設計者・職人などの技術者や研究者、京町家の居住者が中心となって発足しました。本部は京都市街地中心部にある表屋造りの大型町家にあります。京町家所有者をはじめとする親睦団体「京町家友の会」や不動産流通を扱う「京町家情報センター」と連携しながら活動を続けています。

 2018年5月に「京都市京町家の保全及び継承に関係する条例」が施行されましたが、京町家の滅失は止まりません。解体または一部だけ残してホテルに建て替える例が増えています。外観は整えられても、京町家と一体になっていた文化や歴史はどうなるのか、疑問です。2019年秋、ようやく旧市街地の田の字地区にほぼ相当する職住共存地区を京町家保全継承地区に指定する動きが出てきました。今後は中身をいかに継承していくのか、京町家の価値を再認識できるような取り組みが必要になると考えられ、取り組みを進めています。

 その一つ、2018年度より始めた京町家親子体験教室は2期目を迎え、さらにプログラムの拡充を図りました。また、地域の小学校と協働して多くの子どもたちに本部の京町家を見学してもらう機会も作りました。本物とふれあい、暮らしの良さを発見する子どもたちの感性を大事にしたいと考えています。

若手育成の機会として開催している京町家設計塾は今年度3期目を迎えました。1期、2期の受講生が実測や調査の手伝いに関わるなど、少しずつ活動を広げています。

 2010年にワールド・モニュメントファンドの支援を受けて再生した釜座町町家と本部がある明倫学区のまちづくり委員会と連携し、地域住民の意思を尊重する仕組みづくりを検討しているところです。2020年3月には新しい試みとして、まちなかで音楽を楽しむことをきっかけに、京町家とまちに興味を持っていただけるようなプログラムを企画中です。

 

◉2018

 特定非営利活動法人京町家再生研究会は1992年(平成4)設計者・職人などの技術者や研究者、京町家の居住者が中心となって発足しました。本部は京都市街地中心部にある表屋造りの大型町家にあります。これまでに職人集団を中心とした「一般社団法人京町家作事組」と京町家所有者をはじめとする親睦団体「京町家友の会」、不動産流通を扱う「京町家情報センター」を設立、2010年にワールド・モニュメントファンドの支援を受けて再生した釜座町町家に京町家作事組と情報センターの事務局をおき、連携活動の拠点としています。

 2018年5月に「京都市京町家の保全及び継承に関係する条例」が施行されましたが、歴史や文化を暮らしの知恵として継承するという本来の目的が市民には十分理解されておらず、行政が検討している運用の仕組みにも多くの課題が見受けられます。4月には地域住民を主な対象とした公開セミナー、6月には一般市民や行政担当者を含む関係者を対象とした公開シンポジウムを開催し、京町家の価値を再認識していただくとともに、地域住民の意思を重視する仕組みなど、具体的な運用について提言してきました。これからの時代にふさわしい活用方法や継承の手法を検討するなど、さらに活動を展開しているところです。

 2017年度に初めての試みとして開催した京町家設計塾は、今年度もプログラムをさらに充実させ、若手設計者を主な対象として10月から開講します。また、今年度は「京町家親子体験教室」を企画、次世代に受け継いていくために子供や若手の育成にも力を入れています。

 

​◉2017

 特定非営利活動法人京町家再生研究会は1992年(平成4)設計者・職人などの技術者や研究者、京町家の居住者が中心となって発足しました。その後、実際に再生に携わる職人集団を中心とした「一般社団法人京町家作事組」、京町家所有者をはじめとする親睦団体「京町家友の会」、不動産流通を扱う「京町家情報センター」を設立しました。当初からの本部に加え、2010年にワールド・モニュメントファンドの支援を受けて再生した釜座町町家に京町家作事組と情報センターの事務局をおき、4組織の活動拠点としています。

 京都市では「京都市京町家の保全及び継承に関係する条例(骨子)」が策定されています。この条例策定については、2015年12月京都市長に再生研、情報センターが提出した「京町家の流通促進による保全・再生策に関する要望書」がきっかけになっており、2016年6月には「町家を壊さないために」と題したシンポジウムを開催しました。2017年9月には新条例制定に向けて問題点を整理し、今後の具体的な仕組みを考える第二弾のシンポジウムを開催し、120名をこえる参加者がありました。

 京都では観光客が急増し、まちなかに暮らす住民にとっては生活圏に多くの観光客が入ってくることによって落ち着かない日常が常態化しています。京町家のゲストハウスへの転用だけではなく、ホテル建設なども町家を取り巻く環境を圧迫しています。条例化を機に、住まいとしての町家、伝統木造としての町家の魅力を継承できるように、民間でできることを整理し、新しいシステムの構築に向けて、検討を重ねています。

 ワールド・モニュメントファンドの支援による祇園祭大船鉾の町会所、四条町町家の再生プロジェクトは無事2017年4月に竣工しました。7月の祇園祭では新たな山の復興に関連して曳山の調査も行っており、多様な活動を行っています。

 

◉2016

1992年(平成4)設計者・職人などの技術者や研究者、京町家の居住者が中心となって発足しました。その後、実際に再生に携わる職人集団を中心とした「一般社団法人京町家作事組」、京町家所有者をはじめとする親睦団体「京町家友の会」、不動産流通を扱う「京町家情報センター」を設立しました。現在は、2010年にワールド・モニュメントファンドの支援を受けて再生した釜座町町家に京町家作事組・情報センターが事務局をおき、4組織の活動拠点としています。

 2015年には、3度目となるワールド・モニュメントファンドの支援が決定し、祇園祭大船鉾の町会所である四条町町家の再生プロジェクトが始動しています。2015年12月には、京都市長に「京町家の流通促進による保全・再生策に関する要望書」を提出し、所有者などが町家を壊す前に届けることを義務付け、次の世代へ継承する仕組みを作ろうとしています。2016年6月には関連する公開シンポジウムを開催しました。また、5軒長屋1棟を再生するプロジェクトも実施、この春から新しい入居者を迎えています。

 今後も京町家の存在意義、価値を多くのみなさまと共有できるよう、地道な活動を続けていきます。住まいとして育んできた生活の知恵、それを支える木造構法に関する伝統技術などを継承しながら、法制度等の社会的課題を解決できるよう努め、町家の保全、再生の環境を整えていきます。

京都・美山・北村かやぶきの里保存会

February 04, 2020

設立年 1993年12月

会員数 98名

代表者 中野忠樹

所在地 京都府南丹市美山町北

電 話 077-77-0550

 

​◉2019

 京都府のほぼ中央に位置する美山町北集落は、平成5年に国の重要伝統的建造物運保存地区に選定されました。高い山を背に,ひな壇状にかやぶき民家が建ち並ぶ景観は、「日本の原風景を残すところ」として評価され、多くの来訪者を迎えています。

 選定当時から、「お店の立ち並ぶ観光地にしない」を合い言葉に、農村景観を支える「暮らし」を守ることを最優先に取り組んできました。景観保存とその活用のバランスをとることは難しく、25年を経過して後継者不足と空き家問題が深刻になってきています。今まで無料だった駐車料金を徴収することを決め、資金を景観保存に生かそうと考えています。国民から預かった文化財を,地域住民だけではなく、多くの方々と力を合わせて守り続けていきたいと思っています。

港まち神戸を愛する会

February 04, 2020

設立年 1989年2月 

会員数 70名

代表者 武田則明(会長)

連絡先 〒651-1132兵庫県神戸市北区南五葉4-10-23中尾方

Mail: :minatomachikobelove@gmail.com

 

◉2019

 3年前、第39回前沢・大内大会の各地からの報告で発表した、神戸市中央区相生町の旧三菱銀行神戸支店(明治33年、曾禰達蔵設計)の解体、外壁再現と高層マンション兼建設計画は、この秋に事実上の完成に至った。

 支店跡地に建設されたザ・パークハウス神戸タワーの低層部に、従前よりも2乃至4メートル壁面後退させた位置に旧材を取りつけて再現された旧銀行の外観は、栄町通・宇治川筋の神戸中央郵便局前交差点から見たときは、さほど解体前と変わらない長めであるが、元町通商店街のアーケード前で信号待ちしながら眺めると、明らかに衝立状で立面を再現しているに過ぎないことが明白となる。

 また高層部のバルコニーのスラブと同系色で再現外壁のパラペット(天端)を仕上げたことや、高層部と外壁再現部の取り合いに無理もあり、オリンピック準備に伴う建設資材費等の高騰によるコストアップを縮減するためか再現外壁と接する敷地際の舗装材に材質的に釣り合わないインターロッキングを用いるなど、開発者である三菱地所レジデンスがマンション販売時に喧伝した「神戸遺産」、「(神戸市)都市形成重要建造物復元プロジェクト」というキャッチコピーとは隔たりのある細部を現地で見せている。

開発者側は、旧建物の石造のアーチなどの部材をエントランスホールに移設し、更には解体前の営業室に似せた内装とすることで、「外壁再現の「腰巻保存」ではなく内部空間も一定再現している」と胸を張っていたが、本来であればワンスパンでも保存する方法であれば旧建物の価値を一定は継承できる形となっただろう。数億円のコストを掛けた割に、元の建物が活きた形にならなかったのは、出発点を間違えていた、という一言に尽きる。

 平成2年の神戸地方裁判所(明治37年、河合浩蔵設計)の三面ファサード保存から、種々の外壁保存が神戸では行われてきたが、なんとも後味の悪い結果となった今回の事例。今後に向けた課題をはらんでいるとも考えられ、会では関係機関へのアクションを考えている。

 

◉2015-17の活動

 所有者の団体が建替方針を固めた旧居留地の日本真珠会館(兵庫県営繕課設計)については、まだ動きがないが、28年4月になって神戸一の目抜き通り・栄町通の西端に建つ市の重要景観形成重要建築物でもある旧三菱銀行神戸支店(明治33年竣工、曾禰達蔵設計)の建物敷地等を所有する企業が、大手不動産事業者に27年12月に売却する契約を締結し、事業者側は外壁の東・南2面について旧材を用いて再現の上で現地に高層のタワーマンション(地上33階建地下1階)を建設するとの新聞報道が地元紙であり、私たちは5月中旬に前所有者の子供服メーカー・㈱ファミリアを通じて新たな所有者と、景観形成重要建築物制度を所管する神戸市や同教育委員会に要望書を提出し、6月上旬には旧三菱銀行神戸支店建物に関するシンポジウムを、京都工芸繊維大学大学院の石田潤一郎氏を基調講演者に迎えて神戸元町通で開催した。

 この間、買い受け先が三菱地所レジデンス㈱であることが判明したため、6月中旬、7月上旬に同社等に保存要望書を提出した。これまで市の仲介で、2回ほど三菱側と意見交換を行っているが、同社は明治時代の石造・煉瓦造の躯体の強度を将来にわたって区分所有の制度で瑕疵担保保証出来ないという理屈から、新築する高層マンションの構造体に付加する形で衝立状の控え壁を現状よりもセットバックして東・南に構築し、現存する建物から表装の石材を斫り取って取り付けて再現する方針を変えようとしておらず、8月からは市の景観デザイン協議による手続きに入り、計画を強行しようとしている。私たちは、外壁再現による弊害や、20年前の大震災にも耐え抜いた本物の石造の明治建築を補強して保存していくことが、開港150年の歴史しかない神戸の町にいかに重要であるかについて、引き続き事業者や市に対して訴えていく考えでいる。

霞城文化自然保勝会

August 31, 2016

設立年 1981年1月25日

会員数 18地区自治会(1335世帯+約380名)

代表者 淺井昌信

連絡先 〒679-4178兵庫県たつの市龍野町大手54番地1

電 話 0791-63-4573 FAX: 0791-62-5054

Maill: carhouse@oregano.ocn.ne.jp

 

◉2019

 霞城文化自然保勝会は、昭和56年に発足、今年度で3年になります。活動の目的は、郷土龍野のシンボルである龍野公園・緊遠亭龍野城・霞城町・鶏籠山及び広くその周辺一帯の文化遺産と自然を当局に協力して環境保全につとめることです。江戸時代の町割りをほとんどそのままに、城跡、武家屋敷、町屋、醤油蔵、寺院、宿場の名残を点在させている。目立った観光資源はないが、小半日で一廻り出来る町並みは周囲の自然と調和し、訪れる人達も「夕焼け小焼けの赤とんぼ...」とロずさみたくなる雰囲気があります。

 龍野神社石段周辺の安全対策補修工事や脇坂住宅のフェンスや石段に手摺りを設置。一目三千本と言われる龍野公園のソメイヨシノは戦後植えられて一般的に言われる「六十年寿命」を迎えようとしています。そこで樹木医の指導を頂きながら施肥、日当たり、「桜切るバカ」の通説があるが適正に選定する事によって新旧の枝や幹の更新を図る事ができます。「龍野公園の開花宣言」の標準木に不定根を育成し、樹勢を回復させております「県民まちなみ緑化事業」を利用して、鹿対策を考慮して45 mの大きな桜150本程植えました。また、龍野神社並びに龍野公園周辺には30程の碑があり、説明板を設置してから十五年程経過、傷み具合によ って順次修理をしていく必要があります。このような事業に取組んでおります。

 

◉2018

 たつの市龍野地区は、脇坂藩5万3千石の城下町としての歴史を持つ人口4,100人、1,600世帯のまちである。近年高齢化と古い建物の取壊しが進みつつ、人口減少が少しづつ進んでおります。地区の東に揖保川が流れ、北側の鶏籠山の麓に城下町が形成されており、江戸から昭和の時代の武家屋敷や町家が多く残っており、うすくち醤油の生産地、童謡「赤とんぼ」の作詞者である三木露風の故郷としても知られている。

 昭和60年第8回全国町並みゼミが龍野で開催され、行政と住民が協力して保存活動を進めようと機運が高まり、教育委員会に町並み対策室が設置され、伝建地区の説明会が開かれたが合意が得られず、代わって県の景観形成地区として町並み保存活動を継続した。

 平成10年頃から町並みを活用しながら保存しようという動きが現れ、毎年11月に「オータムフェスティバルin龍野」を開催されている。今年に入り、「龍野町並み保存会」が発足され、重伝建地区選定に向け、行政と協働して伝統的な町並みを保存・活用し、住民主体の活気あるまちづくりを推進することを目的として発足した。

 「霞城文化自然保勝会」は、郷土龍野のシンボルである龍野公園・聚遠亭・龍野城・鶏籠山・霞城町及び広くその周辺一帯の文化遺産と自然を当局に協力して環境保全につとめることを目的として、活動を行っている。

 

◉2015-16の活動

たつの市龍野地区は、脇坂藩5万3千石の城下町としての歴史を持つ人口4,100人、1,600世帯のまちである。地区の東側に揖保川が流れ、北側の鶏籠山の麓に城下町が形成されており、江戸から昭和の時代の武家屋敷や町家が多く残っており、うすくち醤油の生産地、童謡「赤とんぼ」の作詞者である三木露風の故郷としても知られている。

 昭和60年第8回全国町並みゼミが龍野で開催され、行政と住民が協力して保存活動を進めようと機運が高まり、教育委員会に町並み対策室が設置され、伝建地区の説明会が開かれたが合意が得られず、代わって県の景観形成地区として町並み保存活動を継続した。平成10年頃から町並みを活用しながら保存しようという動きが現れ、毎年11月に「オータムフェスティバルin龍野」を開催されている。

 「霞城文化自然保勝会」は、郷土龍野のシンボルである龍野公園・聚遠亭・龍野城・鶏籠山・霞城町及び広くその周辺一帯の文化遺産と自然を当局に協力して環境保全につとめることを目的として、つぎのような活動を行っている。

 ・史跡・顕彰・説明・桜再生、十文字川(どじがわ)沿いの「つらつら椿」の整備

 ・説明版・力水の設置

 ・機関誌「龍野春秋」の発行

・龍野菊花展・川西ふるさとまつりや龍野ふるさとの夕べへの助成

口銀谷の町並みをつくる会

February 04, 2020

設立年    1999年

会員数    42名

代表者    花尾定義(会長)

連絡先    〒679-3301兵庫県朝来市生野町口銀谷640番地井筒屋内

電 話    079-679-4448(Fax兼用)

Mail: ikunomine@gmail.com

​◉2019

 兵庫県朝来市の生野町には、佐渡金山とともに日本を代表する生野銀山があり、我が国の国際貿易や産業経済を支えるとともに、鉱工業技術の開発に貢献してきました。

 口銀谷(くちがなや)地区には、戦国時代より続いてきた鉱山独特の鉱山遺産や鉱山社宅、生野鉱山迎賓館の生野クラブなどの落ち着いた町並み、鉱山町ならではの暮らしや文化が数多く育まれており、今も鉱工業の営みが続けられています。

 本会では、情報紙「いぶし銀」発行や「景観まちづくりシンポジウム」開催などのほか、景観資源調査やトロッコ道の草刈り清掃、町家改修説明会や町並み散策ガイドマニュアルの発行など様々な活動を展開しています。

 平成26年には「生野鉱山及び鉱山町の文化的景観」が、兵庫県で初めて国重要文化的景観に選定されました。

豊岡町並み連盟

February 04, 2020

城崎温泉町並みの会、出石城下町を活かす会、豊岡まち塾、たけの町並み伝承会

設立年 2016年

会員数 193名

代表者 四角澄朗(会長、城崎温泉町並みの会代表)

所在地 豊岡市中央町14番13号

 

◉2018

 豊岡まちなみゼミは第3回として、「豊岡まち塾」を中心に「豊岡まちなみゼミ豊岡中心市街地大会」を6月17日(日)に開催した。午前中は、旧豊岡藩城下を出発して、近代化によって広がっていった町並みを歩き、新たな試みとして、近代化で取り残された旧円山川の廃川をカヌーで巡った。また、中心市街地にある1925年に発生した北但大震災からの復興建築を見学し、午後からのシンポジウムに臨んだ。シンポジウムの会場は、1986年に建てられた県立豊岡高校同窓会感である逹徳会館。まず連盟理事の西村幸夫先生から、まちづくりのヒントとなる豊岡の町並みの面白さなどについて基調講演をいただいた。その後、震災復興建築をどう活かすかをテーマにグループ討議を行った。参加者は50名と少なかったが、内容の濃いまちなみゼミであった。来年は、出石を会場に開催する。

 7月24日(火)、出石城下町を活かす会の設立30周年記念式典が出石永楽館で開催された。代々の会長3名が功労者として表彰されたのち、劇作家である平田オリザ氏による文化と観光を活かしたまちづくりについての記念講演があった。9月29日(土)には、たけの町並み伝承会による焼板まつりが、竹野漁協の海町マーケットなどと同時に開催される予定である。

 豊岡まちなみ連盟を構成する4つの団体、城崎温泉町並みの会、出石城下町を活かす会、豊岡まち塾、たけの町並み伝承会が、それぞれの特色を活かした活動を展開している。

城崎温泉町並みの会

January 05, 2018

設立年 1982年12月

会員数 31名(2017.4月現在)

代表者 四角澄朗

連絡先 〒669-6101兵庫県豊岡市城崎町湯島654

電 話 0796-32-2642

 

◉2016-17の活動

2015年1月3日、早朝に発生した「喜多町大火災」から2年。今年に入って

6軒がお店を開き、新しい町の顔がそろいました。百点満点とは言えませんが

被災者、復興協議会、有識者などで熟慮・協議を重ねた結果は、湯の町の町並みとして、今後の町づくりの指針となるでしょう。

国の登録有形文化財は、今年、湯の町城崎で14件28棟が新たに指定を受け、豊岡市全体では県内最多の107棟となりました。また、市は城崎町湯島の景観形成地区内の町並み景観を守るため「歴史的建築物の保存、活用に関する条例」が建築基準法の適用特例として政令都市以外で全国初の施行となり、町並みを守る活動がまた一歩前進したと実感しています。

 

◉2015-16の活動

昨年、第38回全国町並みゼミ豊岡大会へお越しいただき、誠にありがとうございました。大会開催を出発点として「豊岡まちなみ連盟」を発足。豊岡市民一丸となって、地道ながら町並み運動・まちづくりにまい進することを確認しました。城崎は10か所22件の国登録文化財の認定を受け、本年も5か所の申請をしています。また喜多町火災の復興も進み、新しい城崎の顔が徐々に表れ、町並みが戻ると期待しています。全国の皆様の温かいお言葉、お心を賜り、厚く御礼申し上げます。

城崎のすばらしさは「木造の町」木造三階建ては旅館だけでなく、一般住宅兼店舗も含めて200軒あまりあり、木造の伝統的技法による町並みを守り、引き継ぐ者が厳しい建築基準法や消防法によって困難となることが危惧されます。生き残れる方策を建てなければと考え、探すのが私たちの責務と考えています。皆様のよき知恵をお借りしたいと思います。 

出石城下町を活かす会

August 31, 2016

設立年 1988年10月21日

会員数 110名

代表者 福岡隆夫(会長)

連絡先 〒668-0263兵庫県豊岡市出石町福住405㈱福岡建築事務所

電 話 0796-52-6117 Fax: 0796-52-2206

Mail: faooffis@helen.ocn.ne.jp

 

◉2015-16の活動

豊岡市出石町(いずしちょう)は兵庫県の北東部に位置し、「但馬の小京都」と呼ばれる人口1万1千人、山あいの小さな城下町であります。その昔は5万8千石で但馬の商業の中心として栄え、登城の刻を知らせたとされる「辰(しん)鼓(こ)櫓(ろ)」の優美な姿がこの町のシンボルとなって、名物の皿そばを目当てに多くの観光客が訪れています。軒の低い平入り和瓦葺きの屋根と繊細な格子戸が連続する町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

 私達「出石城下町を活かす会」は昭和62年に開かれた第1回兵庫町並みゼミを期に翌年の昭和63年に誕生しました。当初から歴史遺産を活かしたまちづくりに取組み、最大の目標に、明治の木造芝居小屋「永楽館」と地酒「楽々(ささ)鶴(づる)の酒蔵」の保存復原を掲げ、活動を展開して参りました。「永楽館」の方は平成20年夏に20年来の夢が叶い、毎年開かれる大歌舞伎をボランティアとして支え、芝居を楽しみにしています。また平成26年春にはここ数年来取り組んでいた、江戸期の歴史遺産「足軽長屋」の復原も成りました。

 昨年は第38回全国町並みゼミ豊岡大会を開催し、全国の仲間に集まって頂き感無量でした。お陰でその流れを汲んで「豊岡まちなみ連盟」を立ち上げ、合併後の豊岡市全体のまちづくりに取り組んで行く事になりました。 

湯浅伝建地区保存協議会

February 04, 2020

設立年 2007年4月

会員数 38名

代表者 木下 智之(会長)

連絡先 湯浅伝建地区保存協議会 事務局

所在地 〒643-0002和歌山県有田郡湯浅町青木668-1

    湯浅町役場地方創生ブランド戦略推進課 歴史文化係

電 話 0737-63-2525(代)

Mail: rekishibunka@town.yuasa.lg.jp(事務局)

Mail: denken-yuasa@zeus.eonet.ne.jp(保存協議会)

URL: http://www.eonet.ne.jp/~denken-yuasa/

◉2019

 皆さま、はじめまして。令和元年度から、全国町並み保存連盟の仲間入りをさせていただいた湯浅伝建地区保存協議会です。私たちの湯浅は、醤油の醸造を中心にした商工業都市として発展した町です。比較的広い「通り」とその間を迷路のように走る「小路」で構成される街路空間の中に、近世から昭和へと時代ごとに移り変わる町家や醸造業にも使用された土蔵が並んでいます。平成18年12月に、醸造町として重伝建の選定を受け、町並み保存に取り組んでいるところです。

 私たち、湯浅伝建地区保存協議会は、地区の住民や建物所有者によって構成されています。重伝建の選定前である平成16年に自治会単位で結成された伝建協議会をひとつの組織として平成19年に現在の組織となりました。行政と一緒に町並み保存について考え、住民の立場で協議し、自分たちで出来ることを考える中で、地区の活性化にも取り組んでいます。

 ひとつは、湯浅の人々に親しまれた銭湯だった建物を使った資料館「甚風呂」の運営です。訪れる観光客の方々への施設や展示品の説明等を通じて、観光客の方々へのおもてなしを行っているほか、子どもたちの地域学習の場としての活用も行っています。

 もうひとつは、地区の活性化を目的としたイベントの開催です。平成26年にスタートした「ひな人形展」は、地区内の施設や民家にひな人形を飾りつけるもので、平成31年には伝建地区外も含めて20ヶ所を超える場所に展示をしました。また、期間後には組立式の御殿の中にひな人形を飾る「御殿雛」を甚風呂に集めた特別展を行い、大変好評でした。他にも、色とりどりのあじさいで地区を彩る「あじさいめぐり」や、「五月人形めぐり」、行灯で夜の伝建地区を照らす「行灯ライトアップ」など、様々なイベントを実施しています。イベントのために訪れていただく観光客だけでなく、地区や近隣の方々にも楽しんでいただけるようなイベントとなっています。

 ほかにも、まちなみ瓦版の発行や、年に1回の視察研修、定期的な会議の開催など、町並みの保存と地区の活性化のための様々な取組みを行っています。

公益社団法人奈良まちづくりセンター

January 05, 2018

設立年 1979年

法人化 1984年(社団法人)、2014年(公益社団法人へ移行)

会員数 114名

理事長 二十軒起夫

連絡先 636-8333 奈良市中新屋町2-1 奈良町物語館内

電 話 0742-26-3476  FAX:  0742-27-0969

Mail: nmc@m4.kcn.ne.jp

URL: http://www4.kcn.ne.jp/~nmc/

◉2015-19

 奈良まちづくりセンターは、奈良町をベースに伝統的町並み、建物の保存・活用と地域の活性化をはかるため、30数年にわたって活動を行っている。活動範囲はアジア各地にも拡がっており、2016年1月には、インドネシアのバリで国際交流基金の助成を受けて13ヶ国が参加し、「アジア・ヘリテイジ・ネットワーク国際シンポジウム~アジア新興国の歴史的町並み保存活動支援に向けて~」を開催した。また昨年から地元においては、大正時代の町家を奈良市が買収・改修して「奈良町にぎわいの家」として公開し、この建物の指定管理者として、奈良まちづくりセンターなど3つの市民団体が共同して管理運営にあたっている。二十四節気をテーマに奈良町の生活文化の発信に務めている。当初から奈良の景観・風景を守り育てる活動を展開し、毎年景観をテーマにしたシンポジウムを開催している。また、築120年を越える町家を改修した奈良町の中核施設「奈良町物語館」をセンターの拠点として積極的にまちづくり情報発信活動を展開している。

今井町町並み保存会

February 04, 2020

設立年 1971年

会員数 約90名

代表者 若林稔

連絡先 〒634-0812 奈良県橿原市今井町3-8-8 今井まちづくりセンター内

電 話 0744-22-1128

Mail: imaicho@m3.kcn.ne.jp

URL: http://www3.kcn.ne.jp/~imaicho/

 

◉2018

 今井町町並み保存会の活動は1974年の妻籠・有松とともに全国町並み保存連盟の設立を成したときからで、その後、町の皆さんと協働できる数多くの活動を生み出し、根付かせてこれました。

 毎年5月に開催される“今井町並み散歩”も今年で23回目となりました。

 約10日間行われるイベントの中で一番注目されるのが今井町ゆかりの茶人「今井宗久」をはじめ織田信長、豊臣秀吉など、今井宗久に関わる人達がその時代の衣装を身につけ、町を練り歩く『茶行列』です。重要伝統的建造物群保存地区を今井出身の大茶人今井宗久が500年近い昔のお茶仲間を連れて里帰り、着物で町中を練り歩く行列の様子は見ごたえたっぷりで、多くの写真愛好家も訪れます。この期間には約4~5万人の人が今井町に訪れます。

 8月には、ろうそくの幻想的な灯りで町を包む灯火会行事を開催します。木造住宅が集合している今井町には、古くから火事に対する厳しい掟がありました。そんな町だからこそ、あえてろうそくの火を灯し、火の怖さと町全体が昔のまま保存されている本当の価値を再認識することで、これからの町を守ろうとする活動につなげています。

 今井町を訪れる団体に対しては、町案内、講義を通じて保存活動について理解を深めていく活動を年間を通して随時開催しており、奈良観光コンシェルジュに認定されている当会会長の案内は若林節と呼ばれ、深い知識と町を愛する気持ちにあふれた研修は毎回好評で、次に続くガイドの養成もなされています。

 重要文化財の民家のかまどを使った食事の提供や、かまどを被写体とした写真教室などあらゆる角度から、訪れた方を魅了する研修会となっております。

 

◉2016-17の活動

 毎年5月に行われる今井町並み散歩は今年で第22回を終え、地元企業、各種団体、小学校教職員などが地元住民に協力して開催いたしました。茶行列、フリーマケット、アートイベント、JAZZライブ、スタンプラリーなど、今井町の魅力をふんだんに味わえる多彩なプログラムには毎年、県内外から多くの人が訪れます。出店準備から町は活気づき、期間中は商都であった中世を思い出させる雰囲気が町に変身充満します

 他にも多彩な取り組みを行っている中に、今年は新たな取り組みとして「町並み研修」と「写真撮影会」を同時に行う講座を開催しました。町案内は奈良県で5人だけしか持っていない〔観光コンシェルジュ〕資格者の当会長を中心に、著名な写真家による指導を受けながら町並みを撮影、研修参加者にふるまうため竈を使った炊き出しの様子、町なかの景観、などを被写体に撮影した写真は当日中に講評をいただくという内容で、撮影会のモデルと炊き出しには大学の学生も参加、同行した報道関係者からもかつてない試みであると、好評を頂きました。

 今井町を多くの人に知っていただき、保存の重要性について強く訴えていくために町内に加え、対外的にも工夫を凝らした活動をしています

 おもてなしの心で迎えることで住む人と訪れる人、どちらにも魅力ある今井町を発見してもらう機会となり、『町並みを保存したい』気持ちに繋がっていることを確信しています

 

◉2015-16の活動 

 今年はNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」のロケ地となり、今井町は再び全国の注目を浴びました。

 今井町の環濠跡の発掘調査では織田信長に対抗し、自衛した今井町の巨大な堀跡が発見され中世からの町並みの立派さを再確認できました。

 第21回今井町並み散歩では地元の南都銀行畝傍支店が期間中、保存会の和装で窓口業務をし、また支店長を始めとする行員の皆さんが「茶行列」に参加してくれました。イベントを通じ、今井の町の方と今井の中で働いている方々との交流が深まる糸口になりました。

 次世代につなぐ町並み保存ということで子供たちに対しては多種の実践授業を行っているが、今年は新学期から小学校4年、6年生の道徳教育で今井の保存活動などが教科書で採用されました。

 長年続けている大学生に「活動の場の提供」では学生たちでの空き長屋の修復活動が活発になり、新たに医科大学との連携で健康と癒しの町今井町の実証を進め始めました。

 観光志向の保存活動が多くなっている中で今井町町並み保存会はこれからも「商業の町今井町の再生」という大きな目標に向けて息の長い保存活動を続けていきます。

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京町家設計塾(2018年度、釜座町町家にて実測のグループワーク)

活動拠点「釜座町町家(ちょういえ)」

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奈良町物語館でのイベント風景

AHN廈門シンポジウム(2019.11.8-10)

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茶行列(マーチン・モリス千葉大学教授)

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