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第44回全国町並みゼミ 奈良大会

​★まちの資産のいかしかた

 なにを、だれが、どのように

​★2021年 11月12日〜13日

 はじめて古都・奈良で開催する全国町並みゼミ。コロナでどうなるかとヤキモキしたが、8月末の実行委員会で、ハイブリッドで開催することを公式に決定。リアルで開催することができた。今回も、前々回の川越と同じ一泊2日の日程。1日目にまち歩きと分科会、2日目に全体会というスケジュールが組まれた。飲食付きの交流会は行わないこととし、1日目の夜は、飲食抜きの交流会として、峯山富美賞の贈呈式と各地からの報告が行われた。

 「まちの資産のいかしかた:なにを、だれが、どのように」という全体テーマのもと、分科会は[まちづくり制度][建築物][生活文化][(経済的)継続性][担い手]という5つの分かれて行われた。

 会場の外へ目を移すと、奈良はまさに秋たけなわ。東大寺や春日大社だけでなく、奈良町に来街者があふれていた。歴史的町並みを訪れ、愉しむことが、人々の間ですっかり一般化したことを実感。もちろん、それは、奈良町で展開されてきた、住民の多様なまちづくり活動の賜物にほかならない。町並みゼミの実行委員会には、公益社団法人奈良まちづくりセンターを核に、十指にあまるまちづくり団体が集結した。

 このゼミが、奈良町の歴史まちづくり活動がいっそう活発化する契機なれば、町並みゼミの目的は達成される。

◉プログラム

日時          2021年11月12日(金)・13日(土)

▼1日目(分科会)

分科会     第一分科会:[まちづくり制度]歴史的な町並みの保全に向けた制度の在り方:その課題と展望(奈良市ならまちセンター)

                 鈴木伸治+中村泰典+小嶋富佐江+佐々木伸夫

                 第二分科会:[建築物]伝統民家の継承の考え方:暮らしの変化に合わせた取り組み(奈良公園バスターミナル)

                 北島力+大槻洋二+藤岡龍介

                 第三分科会:[生活文化]生活文化を継承する手法と課題:「なにを」残すのか(奈良市中部公民館)

                 清水重敦+神野武美+足立亨+大倉宏

                 第四分科会:[継続性]まちづくり活動の経済的持続性:「どのように」ビジネスを取り込むのか(奈良市音声館)

                 阿部大輔+齋藤行雄+松井敬代+小田切俊彦+藤岡俊平

                 第五分科会:[担い手]町の良さの伝え方:ニューヒーローの思い(奈良市ならまちセンター)

                 麻生美希+荒牧澄多+尾崎達也+迫一成+畑本康介+高松明弘

交流会     峯山富美賞贈呈式(岸川多恵子さん、小島富佐江さん)

    各地からの報告

▼2日目(全体会)

開会式

オープニングアクト:朗読劇「町家よ語れ」

奈良町まちづくりシンポジウム:まちの資産のいかしかた:なにを、だれが、どのように

                 西村幸夫+増井正哉+倉橋みどり

事例発表   奈良からの報告

閉会式

担当          公益社団法人奈良まちづくりセンター

 

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