宿場木屋瀬街づくりの会
February 06, 2020
設立年 1991年9月
会員数 60名
代表者 野口靖彦(代表)
連絡先 807-1261 福岡県北九州市八幡西区木屋瀬3-17-7
電 話 093-618-0627
◉2017-18年の活動
木屋瀬<こやのせ>は、江戸時代唯一の国際港であった長崎港と江戸を結ぶ長崎街道の筑前の宿駅として栄え、今も当時の文化や伝統を残している地域です。
平成3年に会を発足させ、平成4年に全国町並み保存連盟に参加しました。平成7年に300所帯、1km前後の町並みを歴史的景観地区に指定して、木造ニ階建て、瓦葺き、色彩など景観整備基準を設け、統一された町並みを目指しています。平成9年には助成金制度が確立しました。会としては、町並み保存とともに街づくりの一環として、天保6年建築の郷土の偉人・伊馬春部先生の生家を復元し、業績を継承しています。
平成13年には、長崎街道みちの郷土史料館と小型ホールこやのせ座が完成しました。日本の伝統芸術の発表の場として大いに活用されています。木屋瀬は、街づくりの基本コンセプトに基づき、木屋瀬の伝統と文化が香る木屋瀬らしさのある街として着々と進んでいます。
一般社団法人内野地区活性化協議会
February 06, 2020
設立年 平成20年10月1日
会員数 258名
代表者 多田篤弘(会長)
連絡先 820-0706 福岡県飯塚市3313
電 話 0948-72-5581(fax兼用)
Mail: uchinosyuku@bz04.plala.or.jp
URL: http://www.nagasakikaido-uchinosyuku.jp/
◉2019
内野宿は江戸時代、長崎街道筑前六宿の一つとして栄え、現在も旧宿場内を通る街道は道幅・道筋とも江戸時代のままであり、家々の間口も当時のままに引き継がれたものが多く、江戸時代の面影を色濃く残しています。内野宿と山家宿の中間に位置し、文化庁の「歴史の道百選」に選定された難所冷水峠の石畳道も当時のまま残っています。英国初代駐日公使オールコックはその著書「大君の都」の中で、『七日目に内野へいく途中で通過したところには、画家が描くにはふさわしい景色が多かった』と書き記しています。この長崎街道冷水峠をワラジで歩く江戸旅体験、弁当は竹の皮で包んだおにぎりを行っています。。
◉2018
内野宿は江戸時代、長崎街道筑前六宿の一つとして栄え、現在も旧宿場内を通る街道は道幅・道筋とも江戸時代のままであり、家々の間口も当時のままに引き継がれたものが多く、江戸時代の面影を色濃く残しています。内野宿と山家宿の中間に位置し、文化庁の「歴史の道百選」に選定された難所冷水峠の石畳道も当時のまま残っています。英国初代駐日公使オールコックはその著書「大君の都」の中で、『七日目に内野へいく途中で通過したところには、画家が描くにはふさわしい景色が多かった』と書き記しています。オールコックが描いた祠周辺の情景を基に、老朽化している祠をその当時の姿に戻そうと再建を行ない、落慶法要を平成29年11月10日に行いました。
◉2015-16の活動
平成20年10月1日に内野地区全世帯を会員として設立した内野地区活性化推進会議は。おかげさまで平成26年5月30日に一般社団法人化になりました。
内野宿は江戸時代、長崎街道筑前六宿の一つとして栄えた歴史があります。現在も旧宿場内を通る街道は道幅・道筋ともには江戸時代のままであり、家々の間口も当時のままに引き継がれたものが多く、宿場時代の面影を色濃く残しています。また、文化庁の「歴史の道百選」に選定された内野宿と山家宿の間の難所冷水峠の石畳道も当時のまま残っています。英国初代公使オールコックがその著書「大君の都」の中で、景色が素晴らしいと書き記している冷水峠の石橋や祠を今もみることができます。また、内野には、樹齢が500年を超すもみじ、500年にもなろうといういちょう、400年を超える柿、350年を超の山桜や800年を超すおがたまの木の群生も見られる自然豊かなところです。内野地区活性化協議会は、NPO法人長崎街道内野宿冷水峠デザイン研究会と共に、この内野の歴史・自然を認識し直し、地域資源として活かしていく、「うちのににぎわいを求めて」の事業推進に取り組んでいます。
八女福島町並み保存会
February 06, 2020
設立年 1994年12月
会員数 約500名
代表者 牧野紘實(会長)
連絡先 福岡県八女市本町647 八女市建設経済部地域振興課内
電 話 0943-24-8164(事務局・市地域振興課)
Mail: koga_yoshihiro@city.yame.lg.jp
Brog: http://yamefukutu.exblog.jp「ブログ版 八女福島町並み通信」
◉2019
私たちは、八女福島伝建地区及びその周辺の町並みを、貴重な文化遺産として積極的に活用を図りながら保存継承するとともに、住環境の向上及び住民意識の高揚を図りつつ、公民協働による歴史・景観まちづくりの活動を展開している。
具体的活動は、街なみ環境整備事業(国交省、1995年(H7)事業開始)と伝建保存修理事業(文化庁、2002年(H14)重伝建地区選定)を活用した町並みの保存整備事業に関する市への提案と住民への周知、機関紙「町並み通信」による情報発信、修理技術の伝承及び修理事業の見学会、空き家再生活用などの活動を行っている。
最近では、市補助事業による町家の修理・修景事業が進み、本保存会と各NPO等のまちづくり団体と協働による活動により、空き町家を再生活用した店舗や工房、住宅等が徐々に増えている。1993年(H5)から今日まで、約63件の空き家が再生活用され、住宅、蕎麦屋・レストラン・居酒屋・カフェ等及びアンテナショップ・雑貨店等の店舗、木・クラフト等の工房など(店舗24、工房7、介護施設3、事務所2、簡易宿所2、専用住宅25)として活用が進んでいる。一部では若い世代の町家の継ぎ手も増え、地域コミュニティ維持に若い新住民が寄与する現象も生まれている。一方で、少子高齢化が深刻さを増し空き家が増加する中、遠方の所有者から委託を受け修理活用を代行する仕組みを確立するなど、持続的なまちづくり活動を推進しつつ、町家ホテル事業の展開に力を入れている。
◉2018
私たちは、八女福島伝建地区及びその周辺の町並みを、貴重な文化遺産として積極的に活用を図りながら保存継承するとともに、住環境の向上及び住民意識の高揚を図りながら公民協働による歴史・景観まちづくりの活動を展開している。
具体的活動は、街なみ環境整備事業(国交省、1995年(H7)事業開始)と伝建保存修理事業(文化庁、2002年(H14)重伝建地区選定)を活用した町並みの保存整備事業に関する市への提案と住民への周知、機関紙「町並み通信」による情報発信、修理技術の伝承及び修理事業の見学会、空き家再生活用などの活動を行っている。
最近では、市補助事業による町家の修理・修景事業が進み、本保存会と各NPO等のまちづくり団体と協働による活動により、空き町家を再生活用した店舗や工房、住宅等が徐々に増えている。1993年(H5)から今日まで、約60件の空き家が活用され、住宅、蕎麦屋・レストラン・居酒屋・カフェ等及びアンテナショップ等・雑貨店等の店舗、木・クラフト等の工房など(店舗23、工房7、介護施設3、事務所2、簡易宿所1、専用住宅24)として活用が進んでいる。一部では若い世代の町家の継ぎ手も増え、地域コミュニティ維持に若い新住民が寄与する現象も生まれている。一方で、少子高齢化が深刻さを増し空き家が増加する中、遠方の所有者から委託を受け修理活用を代行する仕組みを確立するなど、持続的なまちづくり活動の推進を目指している。
◉2015-16の活動
私たちは、八女福島伝建地区及びその周辺の町並みを、貴重な文化遺産として積極的に活用を図りながら守り伝えるとともに、住環境の向上及び住民意識の高揚を図りながら公民協働による歴史・景観まちづくりの活動を展開している。
具体的活動は、街なみ環境整備事業(国交省)と伝建保存修理事業(文化庁、2002年(H14)重伝建地区選定)を活用した町並みの保存整備事業に関する市への提案と住民への周知、機関紙「町並み通信」による情報発信、修理技術の伝承及び修理事業の見学会、空き家再生活用を行っている。
最近では、市補助事業による町家の修理・修景事業が進み、本保存会と各NPO等のまちづくり団体と協働による活動により、空き町家を再生活用した店舗や工房、住宅等が徐々に増えている。1993年(H5)から今日まで、約49件の空き家が活用され、住宅、蕎麦屋・レストラン・居酒屋・カフェ等及びアンテナショップ等・雑貨店等の店舗、竹・木・革等の工房など(店舗18、工房9、介護施設4、事務所2、簡易宿所1、専用住宅15)として活用が進んでいる。一部では若い世代の町家の継ぎ手も増え、地域コミュニティ維持に若い新住民が寄与する現象も生まれている。一方で、少子高齢化が深刻さを増し、空き家が増加傾向にあるのも現実で、持続的なまちづくり活動の推進を目指している。
黒木地区町並み保存協議会
February 06, 2020
設立年 2005年1月18日
代表者 後藤和幸(会長)
会員数 32名
連絡先 834-1292 福岡県八女市黒木町今1314-1(八女市黒木支所 産業経済課商工観光係)
電 話 0943-42-1115【直通】(事務局・市黒木支所産業経済課商工観光係)
Mail: shingai_hitoshi@city.yame.lg.jp
◉2019
私たちは、黒木伝建地区(H21年選定)を主体とした在郷町の町並みの活用を図りながら文化遺産として継承し、生活環境の向上を図ることを目的に活動しています。H22年の市町村合併後は、同じ市内となった八女福島地区の諸団体と交流を図りつつ、保存整備事業を計画的に進めています。今年は、さらに活動の充実を図るべく、会員を増やそうと伝統家屋の所有者(特に修理事業利用者)や町内のまちづくり組織に入会をはたらきかけています。
伝統家屋の伝建修理事業は、年4~5棟を地元建築集団・黒木町並みデザイン研究会の協力及び施主の理解で、建物の履歴に基づき、元気だった時代に近づけることを目指して、取組んでいます。
一方、少子高齢化は、深刻さを増し、伝統家屋の空き家は増えており、継手受入れのサポートをする空き家対策は、緊急の課題となっています。八女福島で活動しているNPO法人八女町家再生応援団(空き家の所有者を説得し、修理事業や入居者のサポート活動している団体)などと情報交換をしつつ対応を模索しています。また今年は黒木町地域全体の空き家問題にとりくむNPO法人「あきやもり」も立ち上がり、こことも連携しながら問題解決をしていきたいと思っています。
◉2018
私たちは、黒木伝建地区(H21年選定)を主体とした在郷町の町並みの活用を図りながら文化遺産として継承し、生活環境の向上を図ることを目的に活動しています。H22年の市町村合併後は、同じ市内となった八女福島地区の諸団体と交流を図りつつ、保存整備事業を計画的に進めています。今年は、さらに活動の充実を図るべく、修理現場の見学会をはじめ、新たな活動展開を模索しています。
伝統家屋の伝建修理事業は、年4~5棟を地元建築集団・NPO法人八女町並みデザイン研究会の協力及び施主の理解で、建物の履歴に基づき、元気だった時代に近づけることを目指して、取組んでいます。
一方、少子高齢化は、深刻さを増し、伝統家屋の空き家は増えており、伝統家屋の継手を受入れのサポートする空き家対策は、緊急の課題となっています。八女福島で活動しているNPO法人八女町家再生応援団(空き家の所有者を説得し、修理事業や入居者のサポート活動している団体)などと情報交換をしつつ対応を模索しています。
2012年7月14日に発生した九州北部豪雨に流出した特定物件の木橋・南仙橋はいまだ再建のメドがたっていませんが、各方面から惜しむ声が多く、今後とも再建に向けた取り組みを進めていきます。
◉2015-16の活動
私たちは、黒木伝建地区(H21年選定)を主体とした在郷町の町並みの活用を図りながら文化遺産として継承し、生活環境の向上を図ることを目的に活動しています。H22年の市町村合併後は、同じ市内となった八女福島地区の諸団体と交流を図りつつ、保存整備事業を計画的に進めています。今年は、さらに活動の充実を図るべく、修理現場の見学会をはじめ、新たな活動展開を模索しています。
伝統家屋の伝建修理事業は、年4~5棟を地元建築集団・NPO法人八女町並みデザイン研究会の協力及び施主の理解で、建物の履歴に基づき、元気だった時代に近づけることを目指して、取組んでいます。
一方、少子高齢化は、深刻さを増し、伝統家屋の空き家は増えており、伝統家屋の継手を受入れのサポートする空き家対策は、緊急の課題となっています。八女福島で活動しているNPO法人八女町家再生応援団(空き家の所有者を説得し、修理事業や入居者のサポート活動している団体)などと情報交換をしつつ対応を模索しています。
2012年7月14日に発生した九州北部豪雨に流出した特定物件の木橋・南仙橋はいまだ再建のメドがたっていませんが、各方面から惜しむ声が多く、今後とも再建に向けた取り組みを進めていきます。
NPO法人小保・榎津 藩境のまち保存会
February 06, 2020
設立年 2016年月
会員数 約60名
理事長 中村 隆志
連絡先 福岡県大川市大字榎津325-322大川観光情報センター内
電 話 831-31-0004
E-mail:hanzakai@gmail.com
◉2019
福岡県南西部大川市のほぼ中心に位置する小保・榎津地区は
江戸時代柳河藩と久留米藩の藩境の町として、又大川市の基幹
産業である木工業の発祥の地として知られ、その町並みの起源
は中世に遡ります。町並みには国指定重要文化財「旧吉原家住宅」、
市指定文化財「高橋家住宅」、地区唯一の武家屋敷「緒方家住宅」
をはじめ江戸期から昭和初期までの多様な町家が残されています。
2016年策定した『第二次藩境まちづくり構想』の実現に向け、
地域の方々との信頼関係の構築に努め、以下の活動を重点的に
取り組んでまいります。
1 平成31年4月より大川市より受託した「旧吉原家住宅」の
管理及び自主事業の運営
2「町並み見守り隊」による聞き取り調査と「たてものバンク」の設置
3 空き家の活用を推進する活動
4 街なみ環境整備事業推進のための取り組み(行政との協働)
5 伝統的建造物の修理を担える人材の育成、確保や技術習得の
ための勉強会、修理現場視察などの実施
6 「第21回小保・榎津藩境まつり」への協力
◉2018
福岡県南西部大川市のほぼ中心に位置する小保・榎津地区は江戸時代柳河藩と久留米藩の藩境の町として、又大川市の基幹産業である木工業の発祥の地として知られ、その町並みの起源は中世に遡ります。町並みには国指定重要文化財「旧吉原家住宅」、市指定文化財「高橋家住宅」、地区唯一の武家屋敷「緒方家住宅」をはじめ江戸期から昭和初期までの多様な町家が残されています。
昨年度策定した『第二次まちづくり構想』の実現に向け、地域の方々との信頼関係の構築に努め、以下の活動を重点的に取り組んでまいります。
①平成31年4月の「旧吉原家住宅」の再オープンに向けた体制の構築
②「町並み・たてもの相談窓口」の設置・運営
③「町並み見守り隊」による調査と「たてものバンク」の設置
④街なみ環境整備事業推進のための取り組み(3件の修理予定)
⑤行政との協働による空き家対策の推進(ホームページ開設)
⑥伝統的建造物の修理を担える人材の育成、確保や技術習得のための勉強会、修理現場視察などの実施
⑦「第20回小保・榎津藩境まつり」 町並みの魅力と職人の技を市内外へ発信するためのイベント開催に向け取り組みを進める。
◉2015-16の活動報告
大川市のほぼ中心に位置する小保・榎津地区は柳河藩・久留米藩の藩境のまちとして、また大川木工業の発祥の地と知られ、その町並みの起源は中世に遡ります。現在の町並みには、国指定重要文化財旧吉原家住宅、市有形文化財高橋家住宅、地区唯一の武家屋敷緒方家住宅をはじめ、江戸から昭和前期までの多様な町家が残されています。平成21年11月に発足の「藩境のまちづくりを考える会」を引継ぎ、平成28年4月1日NPO法人「小保・榎津藩境のまち保存会」を設立しました。今後は26年に導入した街並み環境整備事業の円滑な推進と、伝統的建造物の保存・活用、空き家対策などに取り組み、歴史ある藩境の町並みを後世に継承すると共に、魅力溢れるまちづくりを進めてまいります。
具体的な活動として町並みの魅力の発信や、伝統的建造物の公開・活用を図る為、毎年四月には、「藩境まつり」、八月には「藩境・肝だめし」、九月には「観月会」、二月には「ぜんざい会」などのイベントの開催をはじめ、地域に残る歴史ある木工製品や道具などの展示、町並みを楽しく散策できる環境づくりをおこなっています。
あづち大島たからもんの会
February 06, 2020
設立年 2004年2月4日
代表者 丸田圭介
会員数 9名
連絡先 859-5801 長崎県平戸市大島村神浦231
電 話 0950-55-2131 FAX (同)
Mail: i-yonemura@mx51.tiki.ne.jp
◉2019
平成20年、重要伝統的建造物保存地区となる。九州の北西、玄界灘を望む周囲38kmの離島。過疎化、ないない尽くしの中、江戸期・明治期の建築が多い町並みの再生に腐心。
空き家活用を考え、毎年「スギ花粉避粉地体験ツアー」を実施。きれいな空気と静かな時間、玄界灘の水平線、風力発電風車、刺身など冬の味覚、歴史的町並みの景観、花粉症のリフレッシュを実感してもらう素朴なもてなしでお出迎え。
◉2018
❖神浦伝統的建造物群保存地区の評価と特徴
1600年頃、門前町として成立した小漁村集落が、捕鯨業の創業と廃業を経て再開発され、近世的な港町へと発展した過程を知ることができ、我が国にとって価値が高いと評価されています。
①江戸前期の捕鯨業、②中心部に江戸・明治期の建物が多い、③江戸期から昭和前期までの建物が残っている(神浦の町並みは江戸期の建物が多いことから全国の重伝建地区より50年古いといわれる)、④深く湾入した神浦の入江・・が特徴。
❖主な活動と課題
別途NPO支部設置、町並み保存会、技術者集団・あづち大島重伝建作事組の設立発起などをとおして修理保存事業に関わり、花粉症避粉地体験ツアーなど地域活性化に取り組み、今年は重伝建選定10周年記念事業協力に取り組んでいます。
課題は・・文化財・伝建制度・景観行政・観光のまちづくり等の施策の流れを把握し、伝建制度の正しい理解と啓発に努め、関係団体・行政の官民協働による町並み再生基盤の確立が急務と考えています。
◉2015-16の活動
❖神浦伝統建造物群保存地区の特徴
西暦1600年頃、門前町として成立した漁村が捕鯨業の創業と廃業を経て再開発され、水産加工業と商工業を主とした近世的な港町へと発展した過程を知ることができ、我が国にとって価値が高いと評価されています。
❖これからの活動課題
①町並み再生基盤の確立・・住民組織「町並み保存会」と技術者集団「あづち大島重伝建作事組」の協力協定による町並み再生の推進
②少子高齢化、過疎化、空き家問題等を踏まえて官民協働による町並み再生と地域活性化
③修理設計に関する基本方針設定の要望(歴史と町並みの特徴を踏まえて)
町並み中心部に位置する1660年代の捕鯨業関連の「勘定場井戸」の修復
重伝建選定10周年事業として指定寄付方式による修復事業への取組み
NPO法人肥前浜宿水とまちなみの会
February 06, 2020
設立年 2005年
会員数 70名
代表者 中島丈夫
連絡先 849-1322佐賀県鹿島市浜町乙2696番地
電 話 0954-69-8004
◉2019
肥前浜宿は鹿島市の多良海道(長崎街道の脇街道)沿いに位置し平成18年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。選定後保存修復が続く中で、平成23年IWC(世界的な酒のコンテスト)でチャンピオンとなる酒が誕生し日本で初めての試み「鹿島酒蔵ツーリズム」がはじまりました。その後の活動が評価され、2-016年には日本ユネスコ協会連盟の100年後の子供たち遺すために「プロジェクト未来遺産2016」に登録されました。新たな動きとして2018年、古民家の再生のためまちづくり会社「㈱肥前浜宿まちづくり公社」が発足し、総務省のローカル10000プロジェクトの助成を受け、ゲストハウス2軒、蕎麦屋、角打ち屋が2019年4月にオープンしました。
近年、外国人観光客も増加、最寄りの祐徳稲荷神社と肥前浜宿は長崎線肥前浜駅の改修効果もあり頻繁に観光列車が停車するようになり活況を呈しています。今日まで順調に推移をしていますが、会員の高齢化・空き家の増加等、他団体と同様の悩みもあります。身近な問題を解決しながら、次世代に繋ぐ夢プランを描きながら進んでまいります。
本年のトップニュースは日経プラス1の宿場町ランキングでベストテン入り(全国8位)したこと、肥前浜宿を中心に開催している「鹿島酒蔵ツーリズム」がふるさとづくり大賞受賞が内定したことです。
◉2018
肥前浜宿は鹿島市の多良海道(長崎街道の脇街道)沿いに位置し平成18年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。醸造町として選定を受けた「浜中町八本木宿」と茅葺民家が残る港町「浜庄津町浜金屋町」の2地区で構成されています。選定後保存修復が続く中で、平成23年IWC(世界的な酒のコンテスト)でチャンピオンとなる酒が誕生し日本で初めての試み「鹿島酒蔵ツーリズム」がはじまりました。その後の活動が評価され、2016年には日本ユネスコ協会連盟の100年後の子供たち遺すために「プロジェクト未来遺産2016」に登録されました。新たな動きとして古民家の再生のためまちづくり会社「㈱肥前浜宿まちづくり公社」が本年2月に発足し、総務省のローカル10000プロジェクトの助成を受け、ゲストハウス、カフェ、蕎麦屋、角打ち屋等、浜宿に足りないものを考える事業が始まりました。また、市が新設した移住体験施設が4月にオープンし、第1号の体験者の方が移住を決めていただきました。ここまで、順調に推移をしていますが、会員の高齢化・空き家の増加等、他団体と同様の悩みもあります。身近な問題を解決しながら、次世代に繋ぐ夢プランを描きながら進んでまいります。
◉2016-17の活動
肥前浜宿は鹿島市の多良海道(長崎街道の脇街道)沿いに位置し平成18年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。醸造町として選定を受けた「浜中町八本木宿」と茅葺民家が残る港町「浜庄津町浜金屋町」の2地区で構成されています。選定後保存修復が続く中で、平成23年IWC(世界的な酒のコンテスト)でチャンピオンとなる酒が誕生し日本で初めての試み「鹿島酒蔵ツーリズム」がはじまりました。平成25年から行政と協力して「まちなみ活用委員会」が発足、空き家対策や町並み憲章づくりに着手しました。その成果もありここ数年移住者が増加しています。重伝建選定11年目を迎え、これからの浜宿の指針として将来のまちづくりのために「未来まちづくりプロジェクト」を創設、新たなマスタープランづくりに入りました。また、昨年12月には日本ユネスコ協会連盟の100年後の子供たち遺すために「プロジェクト未来遺産2016」に登録されました。
新たな動きとして古民家の再生のためまちづくり会社を設立してゲストハウス、カフェ、レストラン等、浜宿に足りないものを考えるプロジェクトが始まりました。
ここまで、順調に推移をしていますが、会員の高齢化・空き家の増加等、他団体と同様の悩みもあります。身近な問題を解決しながら、次世代に繋ぐ夢プランを描きながら進んでまいります。
◉2015-16の活動
肥前浜宿は鹿島市の多良海道(長崎街道の脇街道)沿いに位置し平成18年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。醸造町として選定を受けた「浜中町八本木宿」と茅葺民家が残る港町「浜庄津町浜金屋町」の2地区で構成されています。選定後保存修復が続く中で、平成23年IWC(世界的な酒のコンテスト)でチャンピオンとなる酒が誕生し日本で初めての試み「鹿島酒蔵ツーリズム」がはじまりました。平成25年から行政と協力して「まちなみ活用委員会」が発足、空き家対策や町並み憲章づくりに着手しました。その成果もありここ数年移住者が増加しています。
また、一昨年37回全国ゼミを開催できたこともまちづくりを将来に繋ぐための布石になりました。このような活動が評価され、昨年から今年にかけて国土交通省の「手づくり郷土賞」、美し国づくり財団の「美し景観大賞」をダブル受賞いたしました。これらを原動力として、重伝建選定10周年となる今年、これからの浜宿の指針として将来のまちづくりのために「未来まちづくりプロジェクト」を創設、新たなマスタープランづくりに入りました。
順調に推移をしていますが、会員の高齢化・空き家の増加等、他団体と同様の悩みもあります。身近な問題を解決しながら、次世代に繋ぐ夢プランを描きながら進んでまいります。
町並みとまちづくりを考える大分県民の会
February 06, 2020
設立年 1984年3月
会員数 35人
代表者 片岡正喜 岸川多恵子(代表委員)
連絡先 〒870-0815 大分市南春日町5-19
電 話 097-544-7537
◉2019
町並みとまちづくりを考える大分県民の会は、第6回臼杵ゼミをきっかけとして、設立しました。今年で35周年になります。
主な活動は、大分県内や近県の歴史的町並みをふるさと拝見と称して見学し、当地区の関係者と交流を行い、町並み景観やまちづくりの取組み事例などについて勉強会を継続的に行っています。
最近では、平成31年3月23日~24日に臼杵市で、第6回九州町並みゼミ臼杵大会に参加しました。文化庁の下間久美子主任調査官の基調講演「歴史を活かしたまちづくりの新潮流」に始まり、パネルディスカション「地域資源と地域デザイン」。夜は久家の大蔵での交流会で盛り上がり、翌日は、パネルディスカッション「古民家・空き家の改修の課題」。鼎談「本物で勝負する歴史的都市」で、飯田市長、臼杵市長、大森洋子さんの話しを聞いて、とっても内容の充実した2日間をすごしました。最後に、参加者全員で、記念写真に納まりました。
5月は、ふるさと拝見で姫島にフェリーで渡り、日本ジオパークの島に残る古い建物など探してみました。最後に、旅する蝶、アサギマダラの飛来地にもいきました。
7月の総会では、豊後大野市緒方町の俚楽の里伝承体験館に集合して、旧緒方村役場を目指して、ショートフットパスで初夏の町並みを歩きました。
11月はふるさと拝見で玖珠町の豊後森駅旧機関庫に集合して、玖珠町文化財課の野口さんの案内で森の町並みを見学しました。
町並みとまちづくりを考える会は、今年度、町並みとまちづくりを考える会の会員の増加のために、リーフレット作成しています。ふるさと拝見を通して、知り合った方々に、町並みとまちづくりを考える会に入会して頂き、大分県内のまちづくりネットワークを作っていきたいと思います。
◉2018
「町並みとまちづくりを考える大分県民の会」は、第6回全国町並みゼミ臼杵大会をきっかけとして設立されました。今年で34周年を迎えます。
主な活動は、大分県内や近県の歴史的町並みをふるさと拝見と称して見学し、当地区の関係者と交流を深めたり、町並み景観やまちづくりの取組み事例などについて勉強会を継続的に行っています。
昨年は、4月に宮崎県の美々津に見学に行き、2004年に日出町の襟江亭の保存シンポジウムで講演をお願いした「美々津お船出の会」の佐藤久恵さんとお会いし、まちづくりの取組みに関わる苦労談などもお聞きしました。7月には、国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を間近に控えた(同年11月に選定)杵築市で本会の総会を開催し、市の担当者から指定に関わる詳しい状況説明を受け、その後現地見学を行いました。
本年はふるさと拝見で臼杵市野津町を訪れる中、本年国史跡に指定された禁教政策下でも破壊を免れた国内最大規模のキリシタン墓地である下藤キリシタン墓地を見学しました。
本年の総会は、昭和の町並みが薫る豊後高田市で行いましたが、当地はかつて「町並みの会」の15周年を記念してまちづくりプランナーの片寄俊秀氏をお呼びして記念シンポジウムを開催しており、「その後の豊後高田市の昭和の町は、そのように変化したか。」という思いで町並みの見学も行い、一方、水堀や土塁などが点在する高台の城跡も訪ねました。
このように、町並みの会は、県内の最新の話題を取り上げて現地の見学と交流を行っています。そして、大分県内各地で取り組まれているまちづくりに良い刺激が伝わればという願いを込め、今後とも活動を続けていきたいと考えています。
◉2015-16の活動
全国町並みゼミが九州で初めて開かれたのは1983(昭和58)年6月、臼杵でした。第5回の全国町並みゼミにあたります。ゼミは大分県内の歴史的町並みに大きな刺激となり、ゼミ参加者を中心に大分県内の団体や有志が集い、「風土や歴史を生かした個性ある住みよいまちづくりを進めよう」と話し合って、結成したのが本会です。1984年3月25日に大分市で発会式を持ち、2014年には創立30周年を迎えています。
最近の活動では、各地の町並みを訪ねる「ふるさと拝見」は宇佐市院内に行き、石橋群や重要文化財「竜岩寺」を拝見しました。毎月1回「例会」を開くとともに学習会や全国町並みゼミ報告会を開催しています。会報も発行しています。
4月の熊本地震では県内の歴史的文化遺産では倒壊、滅失などの甚大な被害は無かった者の、当会会員所有の登録有形文化財や、当会が保存を支援した文化財の一部に被害が発生しました。今後、これらの修復に向けて支援をしていきたいと考えています。
戸次本町街づくり推進協議会
February 06, 2020
設立年 1996年
会員数 総数64名(委員50名、顧問10名、事務局4名)
代表者 石井鏡成(会長)
所在地 〒879-7761 大分県大分市大字中戸次5115番地の1 大分市役所大南支所内
電 話 097-597-1000 FAX: 097-597-6256(大分市役所 大南支所)
Mail: dainan@city.oita.oita.jp
◉2017
戸次本町街づくり推進協議会は、平成7年に結成され、まちづくりのルール等を検討して、平成13年度から地区内の街なみ環境整備事業が開始され、建物の修景に対する補助や道路・電柱の美装化等のハード整備が進められ平成25年度で終了しています。
現在、協議会では、毎月、定例会を開き、ソフト面を充実させるため、まちづくりの活動について話合い、町並みの清掃活動、「町並み瓦版」の発行、町並みボランティアガイド等を行っています。
また、賑わいの創出のために平成16年より、戦国時代に戸次の地で起こった大合戦による犠牲者の慰霊を弔う「よいやかがり火」を毎年開催して、竹灯篭やコンサート、講演会等のイベントを展開しています。
そして、今年の7月に協議会の念願でありました大南まちづくりセンターがオープンしました。町並みボランティアガイドや協議会の活動の拠点及び情報発信や交流の場として大いに活用したいと思っています。
大南まちづくりセンター:〒879-7761 大分県大分市大字中戸次4407番地
TEL/FAX: 097-560-2544
一般社団法人臼杵のんき屋(旧臼杵の歴史景観を守る会)
February 06, 2020
設立年 2018年10月(前身:1975年10月)
会員数 20名
代表者 斉藤行雄(会長)
所在地 〒875-0053 大分県臼杵市平清水11組 斉藤方
電 話 0972-62-2428 FAX: 0972-62-2590
Mail: macinami2590@gmail.com
◉2019
臼杵市は、九州東岸の小都市であり、市街地は中世以来の城下町の町並みが残り、郊外には国宝、特別史跡の二重指定を受ける臼杵磨崖仏があります。
本会は昭和50年に前身の「臼杵市の美しい町並みを守る会」として誕生し、「臼杵の歴史景観を守る会」から昨年度、一般社団法人臼杵のんき屋と体制を変えました。
本会では、現在、百年駅舎のJR上臼杵駅を拠点に活動を展開しています。日々の清掃等の管理業務を受けるとともに、引きこもり青年の就業の場所として場所を提供するなど、駅舎の多面的な活用を進めています。また、昨年来、町歩きの手法として、美里(みさと)方式と呼ばれる九州方式のフットパスを取り入れることとし、旧城下町地区だけでなく臼杵市内全体の歴史的環境、自然環境の保全に取り組んでいます。ウォーキングの延長でもなく、また史跡巡りでもない、地域とともにじっくりコースづくりを進める九州方式のフットパスは、多くの示唆に富み、可能性があると考えています。本会ではその推進役として臼杵フットパス研究会の事務局を担当しています。令和2年10月31日~11月1日には第12回となる全国フットパスの集い臼杵大会を開催する予定です。
さらに、新年度から3カ年計画で「文化財保存活用地域計画」の策定に臼杵市が取り組むこととなりました。これまでこうした計画づくりに取り組んでいなかった臼杵市としては大きな前進になると期待しています。私たちも、計画策定の重要な部分を担っていきたいと考えています。
◉2018
臼杵市は、九州東岸の小都市であり、市街地は中世以来の城下町の町並みが残り、郊外には国宝、特別史跡の二重指定を受ける臼杵磨崖仏があります。
本会は昭和50年に前身の「臼杵市の美しい町並みを守る会」として誕生し、以来43年、臼杵市の歴史的町並みの保存に向けて、様々な取り組みを行ってきました。この間、2回にわたる「全国町並みゼミ」の開催を果たすことができ、その成果は臼杵市の歴史的町並み保存の推進に大きく貢献できたものと自負しているところです。
しかしながら、保存策の体制は必ずしも万全とは言いがたく、市民の世帯交代による保存への意識変化などから老朽の極に達した古民家の取り壊しが今年に入り急速に進み出しています。
この現状に危機感を持った有志とともに、これまで任意団体であった本会を市内の他のまちづくり団体と統合し、一般社団法人化することとしました。41ゼミの会場では、新しい名称で参加者の皆さんと交流できることを大いに期待しています。
◉2015-16の活動
臼杵市は、九州東岸の小都市です。市街地は中世以来の城下町の町並みが残り、郊外には国宝、特別史跡の二重指定を受ける臼杵磨崖仏があります。当会は、設立以来、市民への啓発活動、研究活動を地道に続けています。
こうした様々な歴史遺産の残る中、最近、ユニークで楽しいイベントが始まりました。当市を通るJR線が今から約100年前に開通したことに因み、昨年、「臼杵駅」「下ノ江駅」の百周年イベントが関係者によって行われました。両駅の内、無人駅の「下ノ江駅」は今でも100年前の姿をそのままに残しており、その駅舎を使った地元自治会主催の飲み会が評判となっています。おつまみは山盛りのイノシシの煮込みが300円、焼酎1杯200円など格安。開会式などは無しという、ゆるーい会です。
来年、さらにその先には、「下ノ江駅」と「臼杵駅」の間にあり同じく無人駅の「上臼杵駅」「熊崎駅」が順次100年を迎えることから、3つの百年駅舎を結ぶ、「駅バル」を開催したらとか、国登録有形文化財を目指したらとの声が上がっています。歴史的建造物の駅を地域交流の拠点にしようとの取り組みが始まったところです。
臼杵デザイン会議
August 31, 2016
設立年 1987年12月
会員数 46名
代表者 坂上次子(会長)
所在地 〒875-0043 大分県臼杵市大字二王座114番地 竹内方
電 話 0972-63-7756 FAX: 0972-63-7756
◉2015-16の活動
地域のグランドデザインは市民自らが考えようという地域デザイン運動の発想の元、当会は発足しました。以来、「臼杵らしさ」を基本テーマに歴史環境・自然環境を一体のものとして「地酒を愛する会」「遠足好適地探検」等の様々な活動を展開しています。
臼杵市では昭和60年から市の独自条例に基づく景観保全が行われてきましたが、最近、誘導策だけではその限界がはっきりとする事例が散発するようになってきました。そのため、市としては景観法に基づく施策に転換するとることとし、これまでの「臼杵市歴史環境保全条例」に代わり「臼杵市景観条例」が施行されています。また、準防火区域を外すとともに、狭隘道路での建築制限についても基準法の適用除外を行うなど、先駆的な取り組みを進めています。一方、伝建地区選定への作業は15年以上止まったままです。
こうした中、最近では市街地へのIターンJターン等の移住者が増えてきました。彼らは、町家や武家屋敷を改装し、レストランやカフェ、雑貨店などに蘇らせるだけでなく、次なる移住者への橋がかりを担ったり、各種会議に参画したりするなど、積極的にまちづくりに関わっていて、今後大きく期待されるところです。
油津堀川運河を考える会
February 06, 2020
設立年 1988年
会員数 14名
代表者 福田 幸夫
連絡先 887-0031 宮崎県日南市大字戸高871番地
TEL 0987-22-5599 (日南大学)・ 0987-23-6952 (福田)
Mail: f-yukio-owluncle-0730@btvm.ne.jp
◉2015-19
平成5年から始まった油津堀川運河の整備も大詰めを迎えている。運河の護岸整備はほぼ終了し、残るは大正13年に完成した第一突堤の半分、運河に架かる石橋(堀川橋)と木橋(花峯橋)の改修である。2つの橋はいずれも国登録有形文化財である。
昭和63年から取り組んできた堀川運河の保存運動は、ようやくハード面での完成をみることになる。この間、本会はもとより、日南市産業活性化協議会(NIC21)、油津みなと街づくり委員会、合名会社油津赤レンガ館、チョロ船保存会など、数多くの団体が堀川運河を中心とした油津のまちづくりに取り組んできた。
こうしたことが評価されてか、油津まちづくり諸団体が、2014年度の第4回自治体学会賞の「田村明まちづくり賞」を受賞した。
現在進行中の中心市街地活性化基本計画とも相まって、市民と行政が一体となり、油津の町並みと堀川運河の魅力を今後とも発信していきたい。
平成27年11月、「旧鈴木旅館」について、原所有者が保存の意思をなくしたため、「油津堀川運河を考える会」が買い取って、修理し、保存及び活用について、国の「民泊」についての動きには合わせられないが、旧旅館の状態を維持しながら、利用方法を今後も各団体からの情報で検討を進めていきたい。
「油津堀川運河を考える会」も「日南大学」と連携し、コンサート活動等を通じて、街づくりを応援していく。
美々津の町並みを守る会
February 06, 2020
設立年 1983年9月
会員数 167名
代表者 米沢敏明
所在地 〒889-1111 宮崎県日向市美々津町3244 日向市歴史民俗博物館内
電 話 0982-8949-7476
竹富島集落景観保存調整委員会(通称:まちなみ調整委員会)
February 06, 2020
設立年 1982年5月
会員数 253名
代表者 阿佐伊拓
所在地 〒907-1101沖縄県八重山郡竹富町字竹富354
電 話 090-8317-8146
◉2018-19
昭和62年(1987)4月に全国で24番目に重伝建に選定された竹富島は、エメラルドグリーンの海、咲き誇る色鮮やかな花々、情緒ある赤瓦屋根の家屋と連なる灰色の石垣、砕けた珊瑚が敷き詰められた白砂の道が代名詞となっており、これらは全て自然との共生を経て得た先人の叡智の積み重ねです。
その竹富島は、昭和61年3月31日に制定した『竹富島憲章』にて、観光を主産業とすることを島の総意として決議し、島興しと景観保全、伝統文化の継承を一体化して進めてまいりました。その結果、年間50万人もの来島者が訪れる景勝地として全国的に知られるようになりました。
しかし、この町並みが有名になればなるほど弊害も生まれ、島民の生活に支障をきたし始めました。そこで、竹富島では2019年9月から国内初の地域自然資産法を導入し、観光客の方々を対象に入域料を設定することで自然環境保全活動や土地の買い戻しを目的としたトラスト活動を行っています。 課題は山積みですが、島本来の姿を取り戻すため、農村集落を復元し、自然環境と暮らしの調和がとれた島づくりを目指します。
◉2016
「竹富島のまちなみ」保存運動の第一人者である上勢頭芳徳さんの後継者のひとりとして、今回はじめてまちなみゼミに参加させていただきます。
昭和62年4月に全国で24番目に重伝建に選定された竹富島は、エメラルドグリーンの海、咲き誇る色鮮やかな花々、情緒ある赤瓦屋根の家屋と連なる灰色の石垣、砕けた珊瑚が敷き詰められた白砂の道が代名詞となっていますが、これらは全て自然との共生を経て人智で得た先人の積み重ねです。観光を島の主産業として島興しを決めて以降、この景観を保全し現在まで、「この風情でどのようにしたら懐を温められるか」という本質を外れたところで語る人々や、「絵はがきの楽園でのんびりと暮らしたい」と安易に思う人々との駆け引きの繰り返しでした。
平成25年に新石垣空港が開港し、以前より気軽に南の島の楽園を訪れるようになった半面、51万人もの観光客の多くは、情緒ある竹富島の美しさはあくまでも表面でしか過ぎないことに気付かないまま、深淵たる竹富島の世界を知ることなく去っていきます。まちなみは「暮らす人々の心の表われ」であり、その心は目には見えないところにあります。私たちは、その心に気づくことができる方々に訪れてほしいと願っています。
観光施設の移転問題やコンドイリゾートホテルの建設問題など、課題は山積しておりますが、ひとつひとつ丁寧に向き合い、「まちなみ」が保全されてきた本質に向き合う活動を続けていきます。
文化庁の「歴史の道百選」に選定された難所冷水峠の石畳道
平成29年度先進地視察研修(嬉野市塩田津)
町並みマップづくりのためのフィールドワーク(2018年10月)
小保・榎津藩境まつり~花嫁道中~
旧吉原家住宅御成門前
あんどんの灯る藩境のまち並み(あんどんは会員による手作りのもの):国指定重要文化財 旧吉原家住宅前
江戸期の建物が多い神浦中通り
ゲストハウスまる
肥前浜駅での観光列車おもてなし
移住体験施設旧筒井家の外観と内部
玖珠町の豊後森駅旧機関庫
JR上臼杵駅駅舎での臼杵フットパス研究会の定例会
JR上臼杵駅の大清掃を周辺9自治会に呼びかけて実施
フットパスのコース探し。車の入らない急な石段の両側に武家屋敷跡が残る。
フットパス。二王座地区を歩く
赤瓦葺きワークショップ
旧鈴木旅館:油津堀川運河を考える会が買い取って、修理