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第45回全国町並みゼミ新潟市大会

★市民の活動でつなげる歴史まちづくり:

 みなとまち新潟から考える

★2022年6月11・12日

★新潟市民プラザ・ホテルイタリア軒ほか

 第45回全国町並みゼミ新潟市大会は、2022年6月11~12日の両日、県外からの約200名を含む延べ400名が参加し、柳都・新潟のまちなかを舞台に開催された。「市民活動でつなげる歴史まちづくり:みなとまち新潟から考える」のタイトル通り、歴史まちづくりへの新たな展望を切りひらく画期的大会となった。

 新潟では、新潟まち遺産の会をはじめとする市民運動が成果をあげ、歴史的建物の保存と活用が進み、重要伝統的建造物群保存地区中心の町並み保存とは一線を画す歴史まちづくりの可能性を切りひらいてきた。前日10日の午後、プレイベントとして行われた、会員が町並みゼミの44年をふりかえるリレートークの会場となった砂丘館(旧日本銀行支店長役宅)も、その成果のひとつである。

 1日目の昼から始まった六つの分科会は、それら活動に取り組む各団体の担当で運営され、参加者は、新潟まちなかの六地区に分かれ、それぞれまちあるきの後、パネルディスカッションに臨んだ。

 ゼミが一泊2日の日程で行われるようになってから、1日目の分科会の役割が格段に高まった。今回の分科会は、テーマもよく練られ、適切なパネラーの参画を得、それぞれ充実した討論が繰り広げられた。こうして得られた成果を「新潟・歴史まちづくり宣言」は次のように総括した:

 「本ゼミは、市民が連携し、都市の歴史をたどり、あらんかぎりの想像力で遺された歴史遺産を活かし、次の時代を切り開くという歴史まちづくりのあり方を描き出す画期的な成果をあげた」

 

 新潟・歴史まちづくり宣言

 萬代橋周辺の景観についての決議

 ★都市部の歴史ある町や建物の保全を支援する決議

 ★大倉宏実行委員長の開会あいさつ「ふたつの輪」

 ★砂丘館でのリレートーク「全国町並みゼミと私」

◉プログラム

 日時    2022年6月11日(土)・12日(日)

 

▼プレイベント

    ❶リレートーク「全国町並み保存連盟・全国町並みゼミと私」

       6月10日(金)16:00-17:30、砂丘館

    ❷堀川久子「空間を舞う」

       6月11日(土)10:00-11:00

       北方文化博物館新潟分館

 

▼1日目

▽まちあるきと分科会12:30-17:30

 第一分科会:港町と水辺のまちづくり(勝念寺)

 まちあるき:日和山、寺町、堀跡など港町ゆかりの場所 

 大森洋子+岡本哲志+小笠原眞結美+磯田一裕+川上伸一

 

 第二分科会:住民による町並み保全制度の選択

 (北前船の時代館・新潟市指定文化財旧小澤家住宅)

     まちあるき:回船問屋や網元屋敷の残る下町(しもまち)

 松井大輔+村上佳代+梅宮路子+清水徹+高須雅史

 

 第三分科会:花街のまちづくりと文化的景観(料亭かき正はなれ)

 東・西新道に残る古町花街

 麻生美希+川上光彦+神戸啓+久保有朋+あおい

 

 第四分科会:歴史的環境と芸術文化(新潟市美術館講堂)

 まちあるき:近代に開けたお屋敷町西大畑・旭町

 大倉宏+鈴木伸治+椎原晶子+吉原悠博+堀川久子

 

 第五分科会:門前町の商店街に若者が係わる理由(上古町の百年長屋SAN2階)

 まちあるき:町建て以来の門前町・上古町

 浅野聡+中村泰典+迫一成+金澤梨花子+中村出

 

 第六分科会:路地の町をどう安全に、魅力的にしていけるか

 まちあるき:もう一つの港町沼垂と迷路の町 天明町

 渡辺斉+北島力+後藤大輔+関谷浩史+天本浩未

 

▽地域ブロック別会議18:30-19:00

▽交流会19:00-21:00(着席・弁当)ホテルイタリア軒    

 

▼2日目

▽全体会 9:00-12:45(新潟市民プラザ) 

 古町芸妓の舞/新潟市における歴史まちづくり/各地からの報告/分科会報告/峯

 山富美賞贈呈式/宣言

▽にいがた美しいまちなみフォーラム2022

 +第16回新潟県まちなみネットワーク新潟市大会14:00-17:15

・基調講演:岡本哲志

 「港町・新潟の価値と可能性:川と海の結節点に描かれた都市空間の履歴」

・パネルディスカッション「歴史をいかしたまちづくり」

    西村幸夫+岡本哲志+駒木定正+中野奈美子+野内隆裕

 

▽オプショナルバスツアー     

 

担当          新潟まち遺産の会

報告書:クリックするとダウンロードできます

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