

伝統構法を評価し、活かす:2025年全国町並み保存連盟通常総会(京都)勉強会の報告
はじめに 町家をはじめとする歴史的建物の保存再生で先導的な取り組みを行なっている京都市が、さらに大きな一歩を踏み出すかもしれない。 『新建築』3月号の巻頭「建築論壇」に、京都市の寺門宏之さんの「まちを継承する取り組み:伝統的構法が拓く建築の未来」が掲載された。寺門さんには、昨年(2025年)6月に京都市長江家で、全国町並み保存連盟総会に合わせて行った勉強会で、講師を務めていただいた。その時、予告された「伝統的構法による町家の新築」を推し進める取り組みについての論文だ。今日の建築基準法のもとで、伝統的構法で町家を新築しようとすると、多くの時間と労力を注ぎ込むことが必要である。それを「国交省略認定」というシステムで乗り越えようという試みである。 なぜ町家の新築か? 寺門さんの前にお話をいただいた作事組の末川協さんは、伝統的構法で町家の改修を行ってきた経験を紹介しつつ「この辺でも、町家は1日2軒なくなるのですごくナイーブになるんですけど、新築の道さえ開ければ、その気苦労はなくなるのかな」と心情を吐露された。町家の新築は、末川さんの10年来の持論だ
福川裕一
11 時間前


連盟前理事長・前野まさる先生が、2025年度の日本イコモス賞を受賞
全町並み保存連盟前理事長・前野まさる東京藝術大学名誉教授が、2025年度の日本イコモス賞を受賞し、3月14日(土)に授賞式があった。受賞題名は「日本における建造物および町並み保存と建築教育に関する一連の活動」。受賞理由では、「建造物・町並みの保存活動に関して、前野氏の保存活動における最大の功績は、具体的な保存運動への積極的な関与と、市民と共に行う実践的な取り組みである」として、旧東京音楽学校奏楽堂や東京駅丸の内駅舎の保存運動などを挙げ、また現場主義に基づいた、実践的な建築教育を高く評価した。 授賞式当日は、とてもお元気な様子で、表彰後のインタビューでは、「町並みでは「調査」という言葉を使ってはいけない、「このまちの面白いところを探している」というとまちの皆さんが協力してくれる」と持論を展開、前野節の健在に会場が沸いた。受賞を記念して「日経XTECH:建築家の年輪」の前の先生へのインタビュー「建築の保存は文脈で」が期間限定で公開されている。ぜひご覧ください。 https://xtech.nikkei.com/kn/article/building
福川裕一
4月21日


第48回全国町並みゼミ台北大会の概要
①より詳しくは、台北大会のサイトをご覧ください。参加申込もこのサイトからです: https://machinamitaipei.org/ja ②会議は中国語と日本語の同時通訳で行います ③台湾までの移動、台湾での宿泊は各自で手配をお願いします...
事務局
2025年7月26日


京島の「⚪︎⚪︎in 東京長屋」は、11月3日まで開催。今週末は、金:台湾のパネル展、土:大平の民家は今!、日:日本左官会議
11月1日:パネル展(台湾歴史資源経理学会) 11月2日:長野県飯田市大平の民家たちは今!(生活文化同人) 11月3日:左官の道具・左官相談(日本左官会議)
福川裕一
2024年10月28日


気候変動と町並み:CIVVIHシンポジウムから
ICOMOSを構成する組織のひとつCIVVIH(歴史的都市・町および集落に関する国際委員会)の総会とシンポジウムがトルコのカッパドキアで開催されたので出席してきた(9月5~8日)。コロナ明けの久しぶりの本格的大会なので、ぜひ出席せねばと重い腰をあげた。テーマは「地中海地域の...
福川裕一
2024年10月17日


八女の町家建築の一丁目一番地「今里家住宅」、再生活用事業へ:GCFを開始!
「空き町家リノベ」を手がけてきたNPO法人まちづくりネット八女が、いよいよ八女の最重要の町家「今里家住宅」の再生活用事業へ取り組む。今里家住宅は、「居蔵」と呼ばれる白壁土蔵の始まりとされ、八女市の指定文化財となっている。建築は天保9(1838)年。ネット八女の代表・北島さん...
福川裕一
2024年10月15日


「⚪︎⚪︎in 東京長屋」今週末は、白川郷萩町合掌集落+日本ナショナルトラスト
[10月20日(日) 10:00〜18:00] 白川郷萩町合掌集落+日本ナショナルトラスト [10月14日(月:体育の日) 11::00〜17:00]川越・喜多町弁天長屋 [10月11日(金) 14:00〜13日(日)15:00]臼杵百物語 [10月6日(日)...
福川裕一
2024年10月10日


全国町並ゼミ東京大会関連企画「⚪︎⚪︎in 東京長屋」10月5日スタート。 オープニングは「京町家再生について」東京長屋でお話をうかがいます
全国町並ゼミ東京大会の会場となる墨田区京島では、10月5日から「すみだ向島EXPO2024」が始まります(11月3日まで)。 https://sumidaexpo.com 会期中「ウラダナ」と呼ばれる長屋から、全国の団体が代わる代わる、各地の情報を発信します(原則として週末...
福川裕一
2024年10月2日


第47回全国町並ゼミ東京大会:「まちなみはみんなのもの」から50年、町並みが未来をひらく
1974年(昭和49)4月17日、「今井町を保存する会」、「妻籠を愛する会」、「有松まちづくりの会」の代表が名古屋・有松に集まって、町並み保存連盟を結成した。今年はそれからちょうど50年。結成50周年を記念する第47回全国町並ゼミを東京で開催する。大会1日目は50周年記念ト...
福川裕一
2024年9月1日


第47回全国町並みゼミ東京大会のプレイベント第一弾:長屋・路地の再生をめぐり、先駆地・大阪と京都で東西交流
5月25日土曜日、2024(令和6)年度の全国町並み保存連盟総会を大阪で行い、あわせて町並みセミナー「大阪と東京の長屋を考える」を開催した。翌日は京都へ移動。京町家再生研究会が取り組んできた町家群再生プロジェクト・もみじの小路とあけびわ路地を見学の後、セミナー「路地再生・京...
福川裕一
2024年7月15日