

福川裕一
- 5月19日
川越『町づくり規範』35年ぶりの改定版が完成
『町づくり規範』は、町並み委員会が新改増築などの町づくりに関する行為を審査するにあたり、規準としてきた町づくりの原則(パタン)集。1986年の「川越一番街まちづくり規範に関する協定書」に基づき、1987年4月10日に発足した町並み委員会が、1年後の1988年4月1日に67の...


福川裕一
- 3月5日
伝建地区を目指す上での高い建物の問題:まちづくり制度の第一人者・弁護士の日置雅晴先生と堂跡あやこ先生に聞く
マンションなど高い建物があるため、伝統的建造物群保存地区(以下、伝建地区)になるのが難しいと言われているという相談が寄せられた。高い建物をどう扱うかは、伝建地区の指定のたびに論点となるポイントだ。この種の問題は、憶測で話しているより、制度を正確に把握するに限る。早速、建築・...


福川裕一
- 1月18日
今年もやっぱりHUL:新潟・萬代橋周辺の景観を考える活動に参加して考えたこと
2022年は、1月23日の「第5回HUL連続シンポジウム:金沢の取り組みから、歴史的環境の今を考える」で始まった。そして6月の第45回全国町並みゼミ新潟市大会に続き、九州・沖縄(5.15、8.28、11.27)、中国・四国(内子、7.24)、関東(入間、11.19)、東海(...

芳我明彦
- 2022年11月4日
内子の町並み、これまでとこれから
2022年7月4日(日)、愛媛県内子町で、はじめての中四国ブロックゼミが開催された。今年は、内子町の八日市・護国の町並みが重要伝統的建造物群保存地区の選定40周年。そのお祝いも兼ねたブロックゼミであった。前日の3日には、プレゼミとして、内子座で映画「坊ちゃん」の上映(愛媛国...


川上光彦
- 2022年5月7日
自主条例を重ね、緻密な歴史環境保全システムをつくりあげてきた金沢、金澤町家保全活用条例のもと、歴史的建物の改修・活用が着々とすすむ:第5回HUL連続講座の記録
金沢の歴史的環境保全について、金澤町家研究会を主宰する川上光彦・金沢大学名誉教授から講義をしていただいた。歴史環境保全施策を切り拓き、今や歴史的建築物の改修・活用に邁進する金沢。もっと学ぶ必要があると認識を新たにした。 金沢市も、京都と同じように、重要伝統的建造物群保存地区...


阿佐伊 拓
- 2022年5月4日
インタビュー・シリーズ❷ 竹富島憲章のバックボーンとなった「うつぐみ」の精神:竹富島集落景観保存調整委員会の阿佐伊拓さん
各地で歴史まちづくりに取り組む方々へのインタビューをシリーズでお届けしています。全国町並み保存連盟では「集落・町並み憲章」の解説本の作成をあたり、18ある節のそれぞれに、もっともふさわしい活動をされている団体へのインタビューを載せるという方針で編集を進めています。解説本では...


香山篤美
- 2022年4月21日
インタビュー・シリーズ❶ 住民主体で、地域まるごと博物館をめざす活動を20年:夢空間松代のまちと心を育てる会の香山篤美さん
各地で歴史まちづくりに取り組む方々へのインタビューをシリーズでお届けします。全国町並み保存連盟では「集落・町並み憲章」の解説本の作成をあたり、18ある節のそれぞれに、もっともふさわしい活動をされている団体へのインタビューを載せるという方針で編集を進めています。解説本では、原...

田中梨絵
- 2022年3月16日
小さなタネ撒きを広域で行って、まとめてバックアップする奈良方式:第4回HUL連続講座の記録
奈良市では、その歴史的中心市街地である奈良町について、伝統的建造物群保存地区に指定せず、景観行政の枠組みで町並み保存を実現する方法が取り組まれてきた。そして平成27(2015)年以降は、歴まち法に基づく歴史的風致維持向上計画を積極的に運用する方法も取り組まれるようになった。...

福川裕一
- 2022年3月15日
3月21日、町並み保存をめぐり日越国際シンポジウム
2022年3月21日春分の日(月)、「コロナ禍を背景にした文化財保存と価値活用」と題する、国際シンポジウムがオンラインで開催される。8人のスピーカーが「日本橋修理から見たコロナ禍を背景にした文化財保存の諸問題」「文化財保存及び価値活用を目指した地方創生」「コロナ禍における文...


丹羽結花
- 2022年1月19日
歴史的環境保全のパイオニア・京都のこれまでと課題:第3回HUL連続講座の記録
大変お待たせいたしました。第3回HUL連続講座「京都の現状から歴史的都市環境のいまを考える」の記録ができました。ボタンをクリックしダウンロードしてお読みください。京町家再生研究会の丹羽結花さんが、京都の歴史的環境保全の過去・現在・課題を市民・住民目線からわかりやすく解説して...