山本玲子
- 2021年1月13日
東京の唯一の重要文化的景観・柴又帝釈天参道を横切る道(柴又街道)が幅15メートルへ拡幅される
第43回全国町並みゼミ川越大会分科会に報告いただいたご縁で、今年の全国町並み保存連盟の総会は、柴又で開催しようと、お願いして、実は会場の下見もしていました。文化的景観について事例を学びたいということと、参道を分断する都市計画道路の拡幅の計画について、できれば住民の方と懇談したいと考えていました。 今も毎週土曜日にテレビで放映されている人気シリーズ「男はつらいよ」(山田洋二監督)の舞台として有名な柴又帝釈天門前参道(しばまたたいしゃくてんもんぜんさんどう)。「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い・・・」は有名なセリフです。その寅さんに会えそうな参道の情緒を求め、柴又には多くの観光客が訪れます。ところが、この参道と直交する柴又街道を、既存幅員11mから15mに拡幅する計画が1947年(昭和22)に決定していて、その計画が今、動き出したのです。 柴又街道の拡幅計画 東京都の資料から、この計画を見てみましょう。柴又街道は、JR常磐線金町駅の南側、水戸街道の金町三丁目交差点からJR総武線小岩駅の東側を通り、江戸川区の旧江戸川堤防手前


福川裕一
- 2021年1月12日
石巻まちなかで、正月に「ごあいさつオープン」した奥田政行シェフのレストランがブレーク!:人々がまちなかに期待するものとは?
正月は、1月3日から宮城県の石巻へ行きました。石巻のまちなかで進めてきた、私たちとしては三つ目の復興プロジェクトがようやく2月から着工します。このプロジェクトで食の部門を担っていただく奥田政行シェフが、2016年に竣工したが一部空き店舗になっていた再開発ビルASATTEで「ごあいさつオープン」をすることになり、その会場の設営を手伝うためです。3日から17日までの期間限定。どのくらいお客さんに来ていただけるかおそるおそる開店の日をむかえましたが、ふたを開けると連日予約でいっぱい。来店した人々がみなとても幸せそうに食事を楽しんでいる姿にすっかり感激してしまいました。まちなか再生では、どのようなビジネスを起すかが最大のテーマですが、今更ながら、人々がまちなかに「ホンモノ」を期待していることに気付かされました。熱烈歓迎ぶりに、シェフは期間を2月14日まで伸ばし、4月以降に予定していた本格オープンを震災10周年の3月11日より早める決断をしました。 奥田シェフは、山形県鶴岡でイタリアン・レストラン、アル・ケッチャーノを主宰し、地域の食材を徹底的に掘り起こし


福川裕一
- 2021年1月12日
寒中お見舞い申し上げます:12/13シンポジウムのスライドに説明をつけたものをアップロードしました
寒いですね。まず、新年のあいさつが遅れたことをおわびいたします。おおみそかから始めた、12月13日に行った「倉敷の都市景観の未来を創る新しい枠組みを考えるシンポジウム :①HULとは? ユネスコ勧告を読む 」のスライドに説明をつける作業が終了したのでアップロードします。ご利用ください。 https://www.dropbox.com/sh/mqrmsdrqeki3g38/AAA8MUZVqQn4ge1cYKyca-DXa?dl=0 なお、次回は、2月21日(日)14〜16時です。倉敷、川越、八女からの事例発表のあと、わが国におけるHULの可能性について討議します。→フライヤーをどうぞ

