北島力
- 2020年8月26日
重伝建地区周辺の伝統的建物の取り壊しが後を絶たない、制度を駆使して保存の手を打とう
川越ゼミで浮上した重伝建地区外の歴史的建物の保存。昔からの課題だが、最近、重伝建地区外の歴史的建物の取り壊しが目立って来た。八女も例外ではない。八女の「町家紳士」北島力さんが、制度を駆使して、重伝建地区周辺、そして重伝建地区になりきれていない歴史的地区の伝統的建物を守ろうと訴える。歴史都市(HUL: Historic Urban Landscape)の保全は、町並み憲章の改定でも取り上げた通り、私たちの最大の課題のひとつだ。北島さんの趣旨をハンドアウトにまとめ添付した。ダウンロードしてご利用ください。 *** ◉町並み保存の活動における今日的課題 1975年(S50)に文化財保護法が改正され、市町村の歴史的町並みを保存継承する取組みを、国が支援する伝統的建造物群保存地区制度が発足しました。制度創設から今年で45年を迎え、1976年(S51)に7地区が選定された重要伝統的建造物群保存地区(=重伝建地区)は、120地区を超えるに至っています。 景観法に続き、近年では、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律の制定等の追い風により、歴史と文化を


福川裕一
- 2020年8月9日
リスタート:秋からさまざまな活動を再開します
コロナ第二波に立ちすくむ日々ですが、①交流は人類の本性、やがて新しい観光が始まる、②今は地域を見直し町並みを彫琢するとき、と考えて行動したいと思います。連盟の活動も停滞気味でしたが、総会や理事会でみなさんと議論し方向が見えてきました: ★町並みゼミ 今年の町並みゼミは第43回ですが、これを欠番にすることはしません 第43回全国町並みゼミ真壁大会は「オンライン・ゼミ」として晩秋に実施します 詳細は決まったことから順次お知らせします 本番の2週間前にリハーサルを行います なお、第44回全国町並みゼミ奈良大会は順調に準備が進んでいます ★オンライン講座 秋から月1回ほどのペースでオンライン講座を実施します 上記①②にかかわるテーマを取り上げていきます 各地からの報告も歓迎です プログラムは、決まったものからホームページで予告していきます ★町並み憲章 総会で町並み憲章の改正を承認していただきました アップデートを目的に検討を続けてきましたが、すばらしい本文はそのまま維持することとし、最後に以下を付け加えました→全文(Japanese/English)