福川裕一
- 2018年9月28日
全国町並みゼミ・長野松代・善光寺大会:庭園都市をめざす松代、プレゼミで文化的景観と武家庭園をしっかり学習
第41回全国町並みゼミ長野松代・善光寺大会が近づいて来た。50周年をめざす次の10年のスタートである。次の10年は、名古屋有松大会で高らかにうたった「町並みは私が守る」の実践が課題だ。その出発点として松代ほどふさわしい場所はない。美しいたたずまいの町では「NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会」を中心に驚くような活発なまちづくりの活動が展開されている。もうひとつの会場・善光寺は、今や若者たちが熱中する「リノベ」のメッカである。私は1981年の町並み調査に参加したが、正直に告白すれば、当時の静かな町からは思いもよらないまちづくりが展開している。「夢空間松代のまちと心を育てる会」は、その活動を評価され、8月に田村明まちづくり賞(自治体学会賞)を受賞した。 その松代がめざしているのは「庭園都市・まつしろ」である。真田10万石の城下町として知られる松代は、千曲川に面するお城を殿町と呼ばれる武家地が囲み、その外を町人町が、さらにその外を広大な武家地が取り囲む。農地を含む武家屋敷の平均的な規模は800坪と言われ、それぞれが美しい庭園を備えている。松代の大き


事務局
- 2018年9月27日
4万戸の京町家保存・再生をめざす京都からお知らせ
京町家再生研究会から、いくつかのお知らせです: ①京町家の改修設計:基礎講座:10月スタート、受講生募集 http://www.kyomachiya.net/saisei/sekkeijyuku/index.html ②公開シンポジウム2018「 京町家新条例の適切な運用を考える -町家をこれ以上壊さないために― 」報告(6月16日開催) http://www.kyomachiya.net/saisei/info/201807.html http://www.kyomachiya.net/saisei/info/201809.html