福川裕一
- 2020年9月30日
町並み保存は「外観保存」ではない:オンライン会議から+北島力さんのレポート「伝建保存修理事業の体制及び活動の検証:八女福島の現場から」
このごろの挨拶:「ZOOM会議はもうウンザリ」「ZOOMでできる会議は電話やメールで十分」「シナリオが決まってる会議向けだな」「ああ、やっぱ面と向かってやる会議がいい」。 ごもっともと想像はつくが、全国町並み保存連盟では、オンライン会議はまだ新鮮である。前回、9月10日の運営会議では全国各地から10人の理事が参加した。9月27日の峯山賞選考委員会には、委員全員が顔をあわせて直接意見を交換した(去年まではメール審議だった)。コロナ以前には考えられなかったことである。インターネットは時空を超える。全国に会員が散らばる連盟にとっては、本当にありがたい。そして、何より重要なのは、インフォーマルな会話から、ハッとする「成果」が生まれることだ。そんな中から、9月10日の運営会議のおしまいの頃にに交わされた、倉敷の中村泰典さんと八女の北島力さんのやり取りを紹介しよう。 中村)倉敷では、おみやげもの屋さんが町家の中の壁や床を取り払って、すっかりお店にしてしまっている。外観は保存されているけど、それでいいんかいな。だめでしょう。ほかの地区ではどうされています? 北


事務局
- 2020年9月12日
10月18日に第1回町並みオンライン講座:三重大学から浅野聡先生が講義をします
待ちに待った町並みオンライン講座を開始します。


福川裕一
- 2020年9月12日
ユネスコ「HULに関する勧告」の対訳版をアップしました
ユネスコの「HULに関する勧告」(2011年11月)の英語との対訳版をアップロードしました。またHULという概念を最初に定義し、上記勧告の出発点となった「ウイーン・メモランダム」(世界遺産と現代建築に関するウイーン・メモランダム:HULをマネージする、2005年5月)も同時にアップロードしました。ご活用ください。なお近い将来、HULをめぐるオンライン講座を開催します。 ユネスコ「HULに関する勧告」(2011年11月) ウイーン・メモランダム(2005年5月) 写真は、ユネスコが2013年に作成したHULを紹介する冊子です。クリックすると当該ページが開きます。

