事務局
- 2017年11月17日
第40回全国町並みゼミ名古屋有松大会プレイベント
第40回全国町並みゼミ名古屋有松大会プレイベントとして、名古屋市民にも町並みゼミをPRしようと、大会前日の16日、市民向けのまちづくり講演会「まちの地域文脈の再発見−今、注目される地形・歴史・文化を活かしたまちづくり」が名古屋都市センターホールで開催された。 福川裕一理事長による40回の全国町並みゼミをレビューした基調講演の後、人気番組NHK「ブラタモリ」の伊勢編の案内人の浅野聡理事の発案で、伊勢編に加え、倉敷編、名古屋編の案内人が集まり、パネルディスカッションが行われた。タモリと歩く案内人は、さまざまな緻密な調査をもとに選ばれ、伊勢編と倉敷編には実は町並み保存連盟の会員さんも関わり、番組が構成された。 名古屋編が三たび、町並みゼミ会期中の11月18日にものづくり編として放映されるということで、会場は満員に。登壇した案内人はさすが、お話も軽妙で会場は大きな笑に包まれた。
高橋賢一(小野川と佐原の町並みを考える会)
- 2017年11月3日
第8回 関東町並みゼミin佐原が開催
関東町並みゼミは、第32回全国町並みゼミ佐原・成田大会のプレゼミを関東地方に拡大して行われたことから始まった。今回第2ラウンドとして再び佐原でゼミを開催することになりました。当日は2週間続きの台風に見舞われ最悪の天候となりましたが、午前中の町並み見学には30名ほどの参加がありました。案内は当会の最高齢ガイド92歳になる吉田昌司が案内しました。声の大きさと滑舌の良さに皆驚きの表情でした。午後の全体会は与倉屋大土蔵で行い百名弱の参加がありました。ここは全国町並みゼミでも使用した会場で、あの懇親会を思い出した参加者も。また初めての参加者も小屋組みの妙技と254坪が醸し出す空間に感嘆したようでした。開催地からの報告後、千葉大学マーチン・モリス教授による「歴史的町並みの価値と保存を支える人々の思い」と題した基調講演が行われました。教授はイギリス人でケンブリッジ大学から東京大学へ留学した経歴を持ち、母国イギリスの建造物保存と日本を比較しながら建造物保存の考えや方法等について流暢な日本語で講演されました。 第1分科会「町並み保存の制度と市民の関わり」は、苅谷勇


事務局
- 2017年11月2日
福山市鞆の浦と大分県杵築が重要伝統的建造物群保存地区へ、文化審議会文化財分科会が答申
2017年10月20日、文化審議会文化財分科会が、新たに2地区の重要伝統的建造物群保存地区選定を文部科学大臣に答申した。今回選定されたのは、広島県福山市鞆町伝統的建造物群保存地区と大分県杵築市南台・北台伝統的建造物群保存地区。いずれも、早くから候補にあがっていたが、道路拡幅や埋め立て架橋などの問題があり、それらを乗り越えて選定にこぎつけた。とくに鞆の浦は、全国町並みゼミの各地からの報告で毎回とりあげられ、全国の仲間がその行方を固唾を飲んで見守っていた。改めて地元からの報告を掲載ずるので、しばらくお待ちください。なお、今回の選定で重要伝統的建造物群保存地区は117地区となった。

