福川裕一
- 2019年12月15日
あれこれ
★竹富島がChange Org.のプラネット賞 ★小樽・朝里のまちづくりの会が20周年記念誌 ★重伝建地区120地区へ ☆竹富島のキャンペーン「美しいコンドイビーチにリゾートホテルを造らないでください」が、2019年の「Change.org Award (チェンジ・ドット・オーグ アワード)」のプラネット賞を受賞した。竹富島を守る会会長・阿佐伊拓さんによれば、署名総数は44,197に達した。内訳は、直筆署名数9,870、電子署名による署名数34,072、竹富島住民による署名数 255。阿佐伊拓さんは、Change.orgのホームページで「現在、法定闘争にまで発展したこの問題ですが、引き続き、竹富島の変わらぬ意思を多くの皆さま方に伝えていきます。引き続き、多くの皆さま方のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。」と述べている https://www.change.org/p/竹富島の美しいコンドイビーチにリゾートホテルを造らないでください/u/25480993cs_tk=ApvxwQZtuSwfOmki910AAXicyyvNyQEABF8Bv


福川裕一
- 2019年12月9日
広がるHUL (Historic Urban Landscape) アプローチの実践、北京でシンポジウム
2019年11月14〜16日、北京・清華大学でICOMOS-CIVVIH[1]アジア太平洋地域シンポジウムが開催された。北京での開催は昨年の4月に続き2回目(前回については「町並みの国際関係事情」2018.4.21をご覧ください)。小規模とは言え、このような国際会議を去年に続き開催した清華大学建築学科のパワーには敬服する。 テーマは「歴史的都市域の保全と再生:HULの持続可能なマネジメントへむけての取り組み(Conservation and Renewal of Historic Urban Areas - Approaches to Sustainable Management for Historic Urban Landscape)」。集まったのは、ギリシャ(前CIVVIH会長)、ドイツ2名(ひとりは現会長)、オーストラリア5名、韓国、ポーランド、フランス2名、アメリカ、ベルギー、日本、インド2名そして中国。中国以外からの参加者は18名と増えたが、アジア地域からの新しい参加国はインドだけだった。 テーマとなったHULは、2005年のウィーン


福川裕一
- 2019年12月6日
ベトナムの町並み保存の女性リーダー8名が訪日、各地で日本の女性リーダーと交流
「世界遺産になろうという町や村から来ているのに、もっと町並みが遺っているところへ行かなくていいの?」 「いや、これが日本の現実だ。」 「ふーん。」 「だいいち、今回は女性リーダーの交流だろ?、京都で小島さんと丹羽さんに会わずにどうする。」 「はい、ごもっとも。でもねぇ・・・」 去る9月13日、ベトナムの町並み保存の女性リーダーたちを京都の中心・明倫学区へ案内したとき、主催者の友田博通昭和女子大学教授と案内人の私との間で繰り返された会話である。このあと、奈良町、今井と進むにつれ、彼の不満はおさまっていったようだが、ゲストの皆さんは、京都のまちなかをすっかり楽しんでいるようだった。町家の前へ来ると立ち止まり、膏薬辻子を大手を振って楽しそうに歩き、釜座の町家では中庭にすっかり魅了された。私も十分に楽しんだ。実は、私の場合は祇園新橋や産寧坂の重伝建地区よりこちらの方に京都の魅力を感じてしまうのだ。もちろん、ビル化が進む現状を肯定するわけではないが。 町歩きの後、小島冨佐江さん宅に上がり込みお話をうかがった。小島さんの「こんなに苦労しながらも、なぜ古い建物

