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台湾歴史資源経理学会の丘如華さんが事務局を訪問・意見交換

町並みゼミへの参加が20回以上に及ぶ台湾歴史資源経理学会の丘如華さんが事務局を訪問、意見交換をした。今回の来日の目的は、台湾出身のマカオ理工学院校長と教員をご案内すること。マカオは2014年に世界遺産に登録され、今後はカジノを押さえて文化芸術に力を入れるという中国政府の方針があるという。

 今回は3日間は横浜のアーバンデザインを視察し、瀬戸内芸術祭のプロデューサーでもある北川フラム氏と面会、川越視察、という6日間の行程。台湾歴史資源経理学会は瀬戸内芸術祭のうち、福武書店が小豆島で開催するアジアプラットフォームの台湾代表で、2014年から参加している。

 台北の最近の動きとしては、迪化街の保存運動は30年を迎え、つい最近展覧会を終えたばかり。容積率移転で歴史的街区に新しい商売は入ってきたが、土地があがり、もともと住んでいた人たちが住めなくなるジェントリフィケーションが問題になっている。都市計画士が住民の相談にのっているとのこと。また、URS44(迪化街にある歴史的建物を再生した文化施設)のほか、1910年の台北駅も丘さんの活動拠点のひとつ。昨年1月には北門横の高速道を撤去して、整備した。ナショナルジオグラフィックで動画を公開している。台北市長は医者で決断力がある。この辺は、町並み瓦版次77号で報告してもらおう。

 日本については、丘さんは2020オリンピックで東京のビルや道路がどうなっていくのか、とても気になっているそうだ。

 ほかに、40回町並みゼミで協力できることがあればなんでも言ってほしい。中国本土の歴史まちづくりにも携わっている。台湾と町並み保存連盟の経験が中国に役に立つと考えている、など話がはずんだ。

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